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16.心からのギフト 2

ひとしきり土産の説明をすると、俺は自分の部屋へ向かった。 そして荷物を置いて、ベッドに寝転がるとフーッと大きく息を吐く。 ひとりになって思い出したのは、やっぱり修平の誕生日のことについてだ。 それにしても修平の誕生日が過ぎていたとか……。 誕生日のことなんて気にしたことなかったなぁ。 こういうのは付き合った当初に聞いておくべきことだったのに。 誕生日は年に1回しかないんだから、恋人にとっては3大イベントの1つとかだったと思う。 つか、あとの2つって何か知らないけど……。 クリスマスと、正月とか? 違うか。……とにかく、大失敗だ。 はぁ……俺ってダメダメじゃんか。 自分の不甲斐なさにため息をつきながらカレンダーを見て、修平の遅れた誕生日パーティー的なものをどうするか考えていた。 どこか行くか? って、ど、どこに? こんな時のバイブルって何だっけ!? いつも何をするときも修平が調べてくれていた。 俺は全部修平に任せっきりだったんだなぁと実感して、つくづく俺はグータラなんだと思った。 いろいろ考えてはみたものの、家にいても良いアイデアが浮かばないので俺は外に出て考えることにする。 本屋に行けば良い本があるかもしれないから、行ってみることにした。 初心者は初心者らしくデート特集なんかを参考にしたらいいんだ! と、自分に言い聞かせて財布とスマホをポケットにしまう。 でも出かける寸前になって、さっきの咲良が修平に貰ったキーホルダーが欲しいって言ってたことが気になったので、キーホルダーも財布の中に入れて出かけた。

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