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番外編③ 僕だけの可愛い人 10

柔らかい舌の感触は一気に僕の中心部を熱く固くしていく。 「んっ……ふぅ…んっ……ッ……」 絡まる度に甘い吐息と共に漏れだす千秋の声が更に僕を欲情させた。 キスをするだけで千秋のモノも固くなったようで、僕の腹に当たっているのを感じる。 ──早く千秋を抱きたい。 僕に跨ったままの千秋のトレーナーを脱がせて、自分も上のトレーナーを脱ぐとまた千秋がキスをせがんできた。 「もっとキスする……」 酔っ払うとこうも素直に甘えてくるんだな。 酒で無防備になった姿ならば、これがある意味真の感情なのかもしれない。 いつもこんなに自分を求めてくれていたんだって再確認できて、それと同時に興奮した。 ピチャピチャと音を立てながら舌を絡めあって、さらに上気した千秋は本当に色っぽい。 「ふぁ…んっ、ん……ッ……」 唇を離すと同時に僕が首筋に舌を這わせると体をビクつかせて可愛いし。 早くもっと千秋と深く繋がりたい。 「あっ……あっ、ん……」 「今日はすごく敏感じゃない?」 「んっ…そんな…こと、な…いっ……あぁっ」 指で千秋の乳首を弾くとまた可愛い声をあげて体をくねらせた。 僕は千秋に膝立ちさせたまま体のあらゆる部分に舌を這わせていく。 「あっ、んぁ……あぁ……」 今度は僕が千秋の体中に跡を付けながらスウェットの中に手を入れると、また千秋はビクッと大きく体をしならせた。 「もうこんなに固くして……。先走りもこんなに垂れてる」 先走りを絡めて扱くと水音が響き、そのたびに甘い声をあげる千秋が可愛くてたまらない。 「このままだと汚れちゃうからスウェットとトランクス脱いで」 僕が千秋の体から手を離してそう促すと、潤んだ千秋の瞳が揺れた。 「脱がせて……くれないの?」 「もっとシて欲しかったら自分で脱いでみせてよ」 ニッコリ笑うと真っ赤な顔をした千秋はモジモジしながら脱ぎ始めた。

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