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番外編③ 僕だけの可愛い人 18
我慢の限界だった僕は千秋に囁くように言うけど、千秋は嫌だとばかりにかぶりを振る。
「一緒にイこうか……」
「や、だ……ッ…まだ…離れたく……ない…あぁ……」
「離れないよ」
離すわけない。
僕だってまだ千秋と繋がっていたいんだから。
抜かないから一度イかせて。そんなことを思いながら、千秋の両手を押さえつけ全ての指を絡めながら僕は激しく千秋の奥へ奥へと体を揺さぶった。
「あっ、しゅ……へ……、あっ、そこ……ッ」
「ここ、千秋の気持ちいいとこだよね」
「あぁ…んっ……ンァ…ふっ…ま、た…イ、イく……」
「僕もイきそう……」
「アッ…あぁ……いく…っ、いく…アァァ…修平…───ッ」
僕を呑み込むそこが複雑な動きで中をギュッと締め付け、体をビクつかせながら千秋が白濁を放つと、僕も千秋の中に欲望を吐き出した。
ドクドクととめどなく流れこむ僕の白濁に反応するかのように震える千秋。
僕は繋がったまま千秋に覆い被さるように抱きすくめた。
でも、不思議だ。
息は切れているがイったばかりなのに自身は全く萎える様子がない。
それどころか固さを失わないそれは早く千秋の中をかき回したいと訴えかけるように、動きたい衝動にかられる。
ここでまた動き出したら千秋は喘ぎながら怒るかな? それとも泣いちゃうかな?
なんて想像してクスッと笑った時、千秋が僕の名前を呼んでいた。
「しゅ…へぇ……」
力が抜けているのか舌足らずな感じがまた可愛い。
「どうしたの?」
顔を撫でるとその手に頬を擦り寄せてくる。
でも、僕が余裕顔でいられたのもそこまでで、次の言葉が僕を撃ち抜くことになったんだ。
千秋は僕の手を取り指先をペロペロ舐めながら、潤んだ目で言った。
「しゅ、へぇ…、もっと……。もっと、奥…突いてぇ……っ」
ドクンッと胸がしなる。一瞬……心臓が止まるかと思った。
それは反則だと思う。
そう思ったとほぼ同時に僕はそのまま自身を軽く引き抜いて力強くまた奥へ突き入れた。
「あっ、ふぁぁ…っ……あっ…んぁ」
途端に甘い声を漏らす千秋が、可愛くて、可愛くて、可愛くて。
もう僕の頭の中は千秋で溢れておかしくなってしまいそうだ。
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