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19.俺の声を聞け 29
すると熱を帯びた修平の声が聞こえてくる。
「自分で解しながら僕のくわえてる千秋って殺人的にやらしいんだけど」
うるせーって思ったけど、ちらっとみた修平の顔がさっきよりも明らかに色っぽくなっていて、そんな顔をさせてるんだって思うと俺のもさらに固くなった気がした。
すると突然、修平がむくっと起きあがる。
「千秋、こっち向いて」
「お前は寝てろって、えぇ!」
起きあがった修平に引き寄せられたかと思うと、なぜか足をひっぱられて修平にまたがったような体勢にさせられた。すると、俺の股間が修平の顔の上にある状態で、これはかなり恥ずかしい。
「手伝ってあげるよ」
そう言うと修平は俺の後孔に指を沈めていく。
「ふぁぁぁ……っ……」
さっきまで自分でしても届かなくて、若干もどかしかった場所に刺激を与えられて思わず声が漏れてしまった。
「千秋も続けて」
「わかって…る……ンっ……」
修平のを奥まで含んで一生懸命扱いていると、今度は修平の長い指に前立腺を刺激されて集中できない……。
「んんっ……ンぁ…ッ…修平……」
グポグポと水音がするたびに俺の先から透明な先走りが垂れ落ちる。
やばい、修平の指……奥まで入ってる。……気持ちよすぎる。
良すぎて思うように力が入らなくなり、俺の方は何度も手が止まってしまう。
「ふぁっ…ん…ッ……ふ……」
ただでさえ、久しぶりなので俺の先からは悦ぶようにダラダラと先走りが溢れてきた。
溢れる穴を修平の指がクイクイっとなぞり、先走りを手に絡めて俺のを優しく扱く。
さっきまで主導権は俺にあったはずなのに、いつの間にか逆転されてしまっているのは何故だ。
ダメだ……このままじゃ、呆気なくイかされてしまう。
全部自分でやって修平をイかせようと思っていたのに、なんだこの様は。
ダメだ……俺だけイくなんてダメだ。
「修平……もう、挿れる」
俺がそう言って体制を整えようとしたとき、ちょっと待ってと修平が言った。
そしてベッドの上に転がっていたローションを取り、俺の孔に注ぎ込む。
「冷た……っ、なんだよ!」
でも、修平は何も言わずに軽く微笑むとローションのキャップを閉めた。
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