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20.ねがいごとひとつ 12
すると、修平は体を起こすと俺の目をまっすぐに見ながら俺の手を自分の股間に押し付けた。
「あ、千秋。一応言っておくけど、僕は女装したのが千秋だからこんなになってるんだからね」
きっと修平は今まで俺が女々しく悩んだりしていたから言ってくれたんだろうけど。
そう言う修平の目は欲情していて、触らされたそこはとても固かった。
思わずどきっとして目を逸らしてしまいそうになると、修平が俺のをゆっくりと上下にしごいていく。あんなに先走りが溢れていたからいとも簡単に水音が聞こえてきてしまった。
「んっ……ス、カート……汚れ……んッ……」
「大丈夫。僕が洗ってあげるから」
「だめ、…っ……絶対にだめ……あっ、あ」
修平は俺の先走りが溢れ出る穴を指でクイクイと刺激する。
絶対にだめって思ってるのに頭の片隅で、そっか、洗ったらいいか……なんて思ってしまった俺は心底快楽に弱いと思う。
頭の中が修平でいっぱいになってどんどん他のことが考えられなくなっていく気がした。
「あっ……っん……んぁ……」
修平は俺のを何度か手で扱いた後に、俺に啄ばむようなキスをした。
唇が離れると修平が愛おしそうに微笑むから、そんなキスが凄く甘くてもっとしたくなる。
だから今度は俺が引き寄せて修平の口の中に舌を忍ばせると、一気に絡みつかれて夢中になって貪るように絡ませ合って頭まで溶けてしまいそうだ。
唇が離れると、修平は微笑みながら体を下へと移動させていく。
さっきから手で扱かれ続けてビクビクしてるそれにも、チュッとキスを落とすとその先端の穴を舌先で転がすようにして口に含んだ。
「あぁぁ…───っ」
俺の反応を確かめると修平は熱く固くなったものを、喉の奥に突き刺さるかと思うほどに咥え込む。
修平はそのサラサラな黒髪を揺らしながら頭を上下させて、俺に快感をもたらす。
口の締め付け具合も、舌の動きも全てが気持ちよくて、……理性なんて簡単に飛んでしまう。
「…ッ……!! んぁ……っぁ……」
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