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20.ねがいごとひとつ 16

重ねた途端に、貪るようなキスが始まって、修平に下唇を甘噛みされる。 唇を吸われて空いた隙間から修平の舌が入ってきて、すぐに俺のは捕まってしまった。 舌が絡みあうと頭まで痺れてしまう。キスが気持ちよくて堪らない。 舌を絡ませあって、その舌先も転がされたり吸われたり……いろんな刺激が重なって気が遠くなる。 その間にも後孔は修平の指で掻き回されているわけで。 「しゅ、へ……まって、あっ、また、イッち、ま…うって……んっ」 「イっていいよ……」 そう微笑みながら言うと修平は後孔に差し込む指をまた1本増やして、弱い部分を執拗に擦りあげた。 「あぁっ、あっ、ぁ……あっ」 中のコリッとした部分に修平の指が擦りつけられて、それに加えてモノを扱くスピードも速くなっていく。 それに加えて濃厚なキス……、これでイクなって言うほうが無理な話で。 修平の舌に上顎をなぞられその刺激がゾクゾクっと脳天に響き、絡みつきながら舌を吸われた瞬間。 「ふあぁぁ…───ッ…んぁぁ」 また頭の中が真っ白になって、弾けるような快感の中で俺は白濁を放っていた。 「あっ、あ、あぁぁ!!」 足の力は抜けてしまってビクッビクッと体を反らせると、そのまま修平にしなだれかかる。 小刻みに体を震わせながら修平に抱きつき、大きく肩で息をしていた。 「はぁ……はぁ……はぁ……」 体にはまだ快楽の余韻が残り、息も絶え絶えで修平に抱きついていると、耳にチュッとキスをされる。 そしてそのまま修平は息つく間もなく俺の耳を舐めあげる。 耳の穴に舌を入れて舐めるからクチュクチュという音がダイレクトに頭の中へと響くような気がして、さらに修平に酔ってしまいそうだ。 「お前…ッ…エロすぎ……」 うつろな目でそう言うとまた修平の目が細まって俺の髪を撫でた後に啄ばむようなキスをした。 「僕からすれば千秋の方がエロいんだけどね」 そう言いながら俺の腰を持ち上げると、自身を後孔にあてがってゆっくりと沈めていく。

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