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20.ねがいごとひとつ 17
「あぁぁぁ……ッんぁ……」
俺自身は修平に跨ったまま力が抜けているから、修平の支える力が緩むと同時に重力に逆らうことなく腰を落としてしまう。
そして、腰が落ちると自然に修平のモノが俺の中へと深く入ってきた。
「はぅ……ッん、あ……」
ぐぐぐと質量の増したものが入ってくると、もう2回も欲を出したはずなのにまた俺のは興奮してきて、さらにピンクのスカートに濃い染みを作りながら反り勃ってしまう。
でも、自分の中がいっぱいになっていく感覚と同時に心の底から満たされていくような気がした。
修平と抱き合ってるだけでこの上ない幸せを感じれるのって、本当に幸福なことだと思う。
ドクドク脈打つ質感を体内に感じて、思わず腹に手を当ててみれば余計にそう思った。
そう言えばこの間、修平に結婚しようって言っちゃったんだよな。
唐突過ぎるって後になればなるほどに思って恥ずかしくてたまらないんだけど、俺はやっぱり修平とずっと一緒にいたいと思う。
どんな形でもいい。俺たちの形がみつかればそれでいいんだ。
修平と一緒にいられる未来なら、俺はどんな未来でもいい…───。
「あっ、…………ッ……」
修平は俺にちゅっと啄ばむようなキスをすると目を細めて力強く下から突き上げてくる。
揺さぶられていると、視界が回って今度は修平を見上げるような格好になってまた腰を打ちつけられた。
「んっ、あぁぁ……ぁ…ッ」
そして角度を変えながら何度もキスをして離れるのが惜しいくらいにくっつきながら体を重ね続ける。
「あ、あっ……んぁッ……」
それはすごく気持ちいいんだけど、でも次第に……少しずつだけど不満が芽生えてきた。
というのもせっかく抱き合っているのに服が邪魔で、修平とピッタリ触れあってる感じが薄れるのが、ちょっと嫌だ。
「んっ…修平……っ……やっぱ、服ぬぎ…たい」
「ダメ。このままがいい」
俺がまださっきの延長のような理由で服を脱ぎたいと言っていると思ったのか、修平は律動を速めていく。
「んぁぁ…ッ……待てっ、あぁぁ……」
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