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番外編⑥ 千秋と修平と受験と受難⁉︎ 4

「どう、ってわかんねぇけど」 それがわかれば苦労しないし、とか思いながら俯くと修平が俺の顔を覗き込んで来た。 「僕は邪魔?」 「邪魔とかじゃねぇ……ただ」 そこまで俺が言うと修平の顔が近付いてくる。 「……ただ、我慢するにも限界があるって感じかな?」 修平は俺の耳元でそう言うと、ペロッと耳を舐めて耳朶を甘噛みした。 「んっ…あッ………テ、テメー言ってるそばから」 「ごめん。でもね、それは千秋だけじゃないから。僕だって我慢してるし、限界もあるから。今すぐにでも押し倒して千秋をグチャグチャにしたい僕の気持ちもわかるだろ?」 つか、生々しすぎだろ! グチャグチャってなんだよ⁉︎ 俺が眉間にしわを寄せて難しい顔をしていると、修平は俺を引き寄せて軽く唇が触れるだけのキスをした。 「じゃあ、こうしようか……」 修平は俺を引き寄せながら話を進める。 「うちで勉強するのは週1~2回とあと千秋が質問したいことがあるときだけにしよう。あとは千秋の自主性に任せるよ」 「自主性? でも俺、勉強癖とかついてねぇから……」 できるか不安だと言いかけた時、修平が微笑みながら口を開いた。 「千秋はイメージトレーニングって知ってる?」 「イメトレくらいわかる」 そう言うと修平はにっこり笑ってこう言った。 「じゃあ、千秋が今度のテストで75点以上取ったらすごいイイことしてあげるよ」 「……はぁ!? なんだソレ」 にっこりと微笑んだ修平は耳元で囁くようにして続けた。 俺が頭の中で想像するようにゆっくりと。 「具体的に教えてあげようか? 金曜の夜から一晩中気持ちいいのが続くんだよ。その日はいつも以上に後ろを丁寧に解してトロトロにして、今までしたことない体位とかしたり、今までで一番濃くて気持ち良いセックスしてあげる」 「なっ…───‼︎」 言い返そうとしたのに、思わずいろんなことを想像してしまって顔が暑くなってしまった。 「な、なんだよ。そのご褒美みたいな言い方! 俺は人参ぶら下げられた馬か!?」 「ご褒美だろ? 千秋、気持ちいいの好きだろ?」 そりゃ、好きだけど……って、今はそういう話じゃないから‼︎

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