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番外編⑥ 千秋と修平と受験と受難⁉︎ 5

でも、修平は妖艶に微笑みながら俺のことを引き寄せた。 「僕も頑張るから、千秋も頑張ろうね」 「はぁ⁉︎ お前は何頑張るんだよ!」 「それまでは僕も我慢する」 「だから、何なんだそれは!」 「千秋に触れないなんて僕も辛いんだからね」 俺がわめいていると、少し困ったような顔をした修平が小さくため息をついた。 「なんだよ。まだ足りない?」 「足りる足りないの話じゃねぇって」 「じゃあ、僕も一肌脱ごうかな」 「ちょっとは俺の話を聞け!」 俺の話を聞く気のない修平は「しょうがないなぁ」と言いながらクスクスと笑い、俺の耳元に顔を近づけて囁くように言った。 「千秋が75点以上とれたら、僕が裸にエプロンとかしてあげようか?」 「えっ……?」 「冗談だよ」 修平は可笑しそうに笑うけど、俺は思ってもいなかったことを囁かれて、一瞬裸にエプロン姿の修平を想像してしまった。 そして不覚にも真っ赤になってしまうし、なぜか下半身まで反応してテント張ってしまったし……。 最悪だ。情けねぇ……。 何を想像して勃たせてんだ俺は。 いや、突然すぎて吃驚しただけだ。 過度なストレスのせいに違いない。疲れなんとかと言うやつだ。多分。 そう自分に言い聞かせながら修平に気づかれる前に足を組み替えようとした瞬間、そのものをズボン越しに撫でられる。 「ん、あっ……」 「あれ? 冗談だったのにガチガチにして、そんなに僕の裸にエプロン見たいの? スケベだなぁ」 ニヤリと笑いながら修平が俺のをさするように刺激してくる。 「ち、げーよ。つか、次のテストまで禁欲だろうが……」 「こんなにしてたら逆効果でしょ? これだけヌいてあげるよ。それから禁欲ね」 そう言って修平にされるがまま欲をヌかれてしまう俺。 スケベなのは俺じゃなくて、絶対に修平の方だ! と叫びたいけど……。 「あっ、あ…んぁぁぁ…───」 それどころじゃなかった。 ───… ────── ────── あれから修平の家で勉強するのは週1~2回くらいで、ほとんどは家で勉強している。 しかし、修平の言うイメトレが役に立つかは全くの謎だ。 つか人を馬扱いするなんて最悪だし! 俺は人参ぶら下げられた馬みたいにそんな単純じゃねぇーっつーの…………。

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