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21.新たなはじまり 7
わいわいとした晩飯を終えて、修平がシャワーを浴びている間に皿洗いをやっておいた。
そして修平と入れ替わりで俺もシャワーを浴びる。
シャワーを浴びながら、そういえば明日から新人バイトの教育係になる話をしてないと思って大急ぎで体を洗って修平の部屋へと向かった。
すると修平は既にベッドに入っていたので、布団の上から軽くつついてみる。
「修平、もう寝た?」
「ううん。千秋を待ってた」
そう言うと修平は俺をベッドの中へと引き寄せて抱きしめてきた。
「あのさ、明日から新人バイトが入るんだって。で、俺が教育係をすることになったんだ」
得意気に話すと修平はにっこり笑って「それは凄いね」と言ってくれた。
修平はこうやって小さなことでも俺を褒めてくれる。
「別に新人の教育係なんて凄いことでもねぇよ」
本当は嬉しいくせについ逆のことを言ってしまったが、修平はにっこりと笑い目を細めた。
「千秋がちゃんとしてるからマスターも役割を与えてくれたんだよ」
「お前、買い被りすぎだし」
相変わらず俺に甘い修平はこうやって今も俺を甘やかして大事にしてくれている。
けど、やっぱりこの甘さだけは慣れなくて恥ずかしいから顔を埋めていると修平が耳元で囁いた。
「ご褒美あげないとね」
「教育係ごときでか!?」
「充分立派だよ。明日から頑張れるように……ね」
そう言うと、するっとスウェットの中に手を滑らせたかと思えば、トランクスの中に手を忍ばせて俺のものを撫でてくる。
「ぁッ……ま、待てよ……」
「大丈夫、明日も早いの知ってるから負担にならないように入れないから」
いやいやいやいや、俺が言ってるのは入れる入れないの話じゃないんだけど。
そうは思ってみても修平に触られるだけで反応してしまった我が息子は、フルフル震えながら修平の指を先走りで汚していく。
「ふっ……ンッ…あ、あぁ……あっ、…んっ」
「聞こえる? 千秋の先走りでもうクチュクチュいってるよ」
「あっ、あ……ッ、しゅ…へ……待ッ…ああぁ……」
自分ばかりがされているのも嫌なので、俺も手を伸ばして修平のスウェットの中に手を入れた。
すると指先に熱く勃ったものが触れる。
なんだよ……。
お前だってガチガチにしてるじゃねぇかよ。
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