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21.新たなはじまり 9
修平の顔をみると、修平も気持ちよさそうな吐息を漏らしたのがわかり余計に吐精感が沸き起こる。
「ふっ、んっ……あっ…ッ…あぁっ」
「そろそろ出そう?」
俺が頷くと、修平は目を細める手の動きを速めていく。
あまりに気持ちいいからか、俺の腰も自然と揺れてしまっていた。
「んっ……ッん、あ……」
その揺れる腰を撫でながら修平は俺にキスを落として、そして快楽への頂点が見え出すとその熱は一気に上昇し、お互いの肉棒を擦り合わせながら、息を荒げて俺たちはほぼ同時に達したのだった。
「んッ…ンッ…んぁ……イク…ッ」
「っく……」
修平の手の中へ大量の白濁を放つと、修平にしなだれかかって肩で息をする。
呼吸がある程度整ったところで修平に体を起こされてチュッと啄ばむようなキスをされた。
だから俺もお返しにとばかりに軽く修平にキスをしてお互いに目を見合わせて笑ってみたりして。
修平はティッシュで手とお互いのモノを綺麗にふき取るとトランクスとスウェットをはかせてくれた。そして自分の服も整えると俺の額にキスを落とし柔らかく微笑んで一度部屋を出て行った。そしてすぐに戻ってくるとベッドにもぐりこみ俺のことを引き寄せて抱きしめる。
「明日からも頑張ってね」
「お、おう……頑張る」
「じゃあ、もう寝ようか」
「……うん」
ニッコリ微笑む修平の顔が近づいてきたから、自然と目を瞑ると唇に柔らかい感触が当たった。
そして修平の舌が俺の唇をなぞるので、俺から逆に修平の口内に舌を割り込ませて絡ませると本当に幸せな気分になる。
朝のキスっていうのは、恥ずかしさの方が大きいんだけど、1日の終わりにするキスっていうのはそういうのはない。
夜だからかな? よくわかんねぇけど。
修平も一緒にいるんだなって実感できるから、すごく安心して幸せな気持ちで眠りにつけるのだ。
修平も同じだったらいいなって、いつも思ってる。
「……っ、…ッん……んっ」
舌を絡ませあうキスが終わると、修平は最後に必ず啄ばむようなキスをする。
「おやすみ。千秋」
「おやすみ」
これだけで、明日も頑張れそうな気がする俺ってやっぱりお手軽だ。
……そんなことを思いながらゆっくりと眠りについた。
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