434 / 622
23.キミと甘いバースデー 3
女子中高生たちよ、耳の穴をかっぽじってよく聞きやがれ!
プレゼント渡してもいいけど、どうせなら前日ではなく後日に渡せや!
こいつは俺のなんだからな! 塾ではお前らの先生かもしんないけど! 俺のなんだからな! くそう!
そんなことを心の中で叫んでいると、いつの間にか修平がソファに座って俺のことを抱き締めてきた。
「千秋に触れるの久しぶり」
「寝るとき抱き枕代わりにしてるくせによく言うよ」
「あんなの普通すぎて触れたうちに入らないよ……」
そう言うと俺に覆い被さるようにして修平の唇が俺の唇に吸いついた。
そして舐めあげ下唇を軽く噛むと、すぐに舌が口内に入ってきてそれを受け止める。
「ふぅ……ンッ…っ……んんっ……」
修平の指が俺の胸をシャツの上から弄ってくる。そんなことをしながらも若干眉尻を下げた修平は俺の機嫌を伺うようにそっと視線を上げた。
「千秋……怒ってる?」
「お、こって……ない……ふっ…ッ」
「機嫌直してよ、ねぇ?」
修平は俺のシャツのボタンを外すとさっきまでシャツ越しに触っていた胸に舌を這わせる。
「ぁ…ッ…あっ、だから、怒ってな、い…ッて…んぁっ」
思わず身動ぐと修平は目を細めてにっこりと微笑んだ。
「じゃあ、晩ご飯の前にシてもいい?」
じゃあって何だよ! じゃあって!!
反論する暇もなくまた修平に唇を塞がれると、絡まってくる舌に力が抜けてしまった。
まだするもしないも言ってないのに修平は手際よく俺のベルトを緩め、その長い指で形を変えかけていたものを包み込む。
反射的に体を引きかけると、背中に回されていた修平の手によってやんわりと引き戻され、修平の指が俺のをゆっくりと上下に扱きはじめた。
「あっ、あ……ッん…ぅッあ……」
「今すぐ千秋のこと食べたい」
「俺は…ッ食いもん、じゃ…ねぇ、つか……ふ、風呂……ま、だ……ふぁっ、あっ」
「その前に抱かせて。そしたら風呂入って晩ご飯にしよう」
そして、微笑んだ修平は俺の耳元でそっと囁いた。
「ごめんね。千秋が全然足りないんだ」
そう言って修平はまた俺の胸に顔を埋める。
俺のものを掴んで根元から扱きながら、ピチャピチャとわざと音を立てて乳首を舐める修平が憎らしい。
「あっ、くぁ……ッん……」
「すごいよ、どっちもビンビンに勃ってる。こっちはダラダラ涎まで垂らしてるけど」
俺から溢れる先走りを手に纏うと、より一層水音を響かせるようにして扱きはじめた。
ともだちにシェアしよう!