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23.キミと甘いバースデー 6

内側から込み上げてくる刺激にめまいすらする。 「…ッ……くっ……はッ…んぁ……」 中の指がばらばらに動かされ肉壁を擦られると、ひくひくと腹部は痙攣して甘ったるい声しか出てこない。でも絶妙な刺激は極限まで俺を追いつめるものの、イくには少しだけ足りないのだ。 「ちゃんと言わなきゃこのままだよ?」 修平は目を細め悪戯に微笑みながら俺のことを見下ろしている。 キスするのかと思うほど顔が近づくと、修平は耳元で囁いた。 「イきたくない?」 朦朧とした意識の中では抗うことはできなくて。 「……イ、き……たい……っふ…んぁ……」 「じゃあ、どうして欲しいか言ってみてよ」 毎回こんな言葉責めになんて乗ってたまるかと思うくせに、疼いて仕方ない体は本能が剥き出しになってしまう。 「修平…、しゅ、へ……ッん……もう、挿れ…て……」 普段ならここからもう2、3言言わされるんだけど、その日の修平はにっこり笑った。 だからすぐに入れてくれるんだと思ったのに、修平は後孔への刺激を一気に強めた。 「ふぁッ……あ、あっ……な、何で……あっ」 入れてくれるとばかり思っていたのに、執拗に指で前立腺を擦るのをやめようとしない。 それはさっきのやんわりとした刺激ではなくて、腰がガクガクと震えるくらい強いものだった。 「あっ、修平……お、前の……欲、し……んぁっ…あ、あっ」 火照りきった体には強すぎる刺激で、目の前には絶頂感が見え隠れする。 すがるように修平の腕に爪を立てて、体はビクビクとしなりながらも強張っていく。 すると、もう限界……と思ったギリギリのタイミングで後孔から指が抜かれたかと思うと脚を抱え上げられ、すぐさま熱くて固いもので奥まで貫かれた。 「ふぁ……あぁっ、ああ!」 思いもよらなかった突然の快感に我慢できず俺の先からは白濁が飛び出す。 「…ッ…くっ……あ、ああぁぁぁ」 腹の上には生暖かい感触がかかって、なんかめちゃくちゃ恥ずかしい。でも悪戯っぽい笑みを浮かべた修平は嬉しそうに笑うのだ。 「入れただけでイっちゃった? そんなに気持ちいいの?」 そんなことわかっているくせに、わざとらしく聞いてきやがる修平を睨みつけると、そっと唇にキスを落とされた。 「そんな潤んだ目で睨んでも、僕を煽るだけだよ?」 そしてなおも焼き焦がすような熱い視線を俺に向けていた。

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