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23.キミと甘いバースデー 8
目を細めながら俺の髪をすくと修平がまた吐息交じりに囁いた。
「一緒にイこうか……」
そして、そう言ったのと同時にさらに腰の動きを速めていく。
しがみつきながら修平の名前を何度も連呼するのが精一杯で、どんどん頭の中まで真っ白になっていく気がした。
「…しゅ、へぇ…っあ……あ、あぁ…修平……」
「千秋、好きだよ……」
耳元に息がかかるのと同時に修平が俺の腰を抱え上げモノで最奥を突いた。
揺さぶられるたびに強烈な快感が走り、声も止まらずぎゅうぎゅうと修平を締め付けてしまう。
もう好きで好きで堪らなくて、溢れ出す気持ちを抑えきれないまま修平の背中に夢中でしがみついていた。
「俺も……っく、あ…好き……しゅうへ……好き……すき……」
「ほんと、可愛いね」
そして修平は目を細めると最後に腰を引き、ひと息に強く突き入れると、その瞬間、全身が痙攣し体を反り返らせながら腹部に自身の熱い欲を放った。
「あ、……もぅ、あっ…ああぁぁぁぁぁ───…」
後孔がぎゅーっと締まるのを感じて、そのうねりの中、修平も中に欲を吐き出したのがわかる。
修平のがビクビクと欲を流し込む間も俺の体は反応するかのように痙攣して、それは修平が自身を俺の中から抜く時まで続き、まどろむような甘い空気を感じていると修平が覆い被さるようにしてキスをしてきた。
すると修平はにっこり微笑んで俺の髪を撫でる。
「機嫌治った?」
「だから、最初から不機嫌でもねぇし」
「僕が好きなのは千秋だけだよ」
「だから不機嫌じゃねぇし」
恥ずかしげもなく微笑みながら堂々と言う姿にこっちの方が照れてしまって枕に顔を埋めると、後ろから抱き抱えるように修平が被さってきた。
「風呂入る? ご飯先に食べる? それとも、もう1回する?」
「バ、バカヤロー」
焦って顔をあげたら、クスクス笑った修平に「シャワー行っておいで」と促され、焦った自分が恥ずかしくなったから急いで風呂に向かった。
一緒に入りたそうな修平だったけど、うちの風呂は狭いからいつもため息をついて諦める。
「卒業して引っ越すときは風呂の大きな部屋にしようね」
「お前、いつもそれ言ってるよな」
俺が呆れ顔で言うと修平はにっこりと笑ってドアを閉めた。
───…
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