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24.キスして酔わせて 15

修平の首に腕を回していると、修平の首に触れる部分が何だか熱くて体も疼いていくような変な気分になってきてしまう。 「どうしたの?」 なんかくらくらする。修平に顔を覗き込まれると、余計に体が熱くなっていくような気がした。 たぶんいつも以上に格好良く見える修平が、こんなにも近くにいて俺のことを見ているから……。 すげー、エッチな気分になっちゃうんだけど。 「千秋?」 俺の顔を覗き込む修平に抱きついた。 「……しゅうへー」 「ん? どうした?」 いつもなら、こんなこと言うのは死ぬほど恥ずかしいのに、今日はなぜか頭がふわふわしていて言葉が自然と出てきてしまう。ぼんやりしてるからだろうか、舌ももつれてしまって上手く喋れてない気がするけど。 「しゅーへ……」 「どうしたの?」 「しゅうへぇ、したい……」 修平は一瞬だけ驚いたような顔をしたけど、すぐに意地悪そうに微笑んで「何を?」と聞いてきた。 恥ずかしいくせに、今の俺は羞恥心よりも欲望の方が支配してて修平が欲しくてたまらなくて、修平の首元に顔を埋めるとその匂いだけで勃ってしまう。 我慢できそうにない俺は、勃っていることがわかるように修平に自身を押し付けながら耳元で言った。 「修平とセックスしたい……おねがい」 修平が弱いというおねだりの言葉も添えて言ったけど、修平はニヤリと笑ったまま何もしようとはしない。 「昨日散々ヤったから、もういいでしょう?」 「やだ。もっとシたい。今日はずっとするはずだったのに航が来たから」 「へぇ、今日はずっとするつもりだったんだ?」 「……しゅうへぇ、お願い。もっと俺のこと触って」 たぶん素面になったら、俺何言ってんだ!! ってなるんだと思う。 多分、恥ずかしさだけで死ねるレベルだ。 でも、そんなことすら考えられる余裕なんてなくて体はどんどん熱くなっていく。 「触るならさっきから触っているよ」 そう言う修平の手は俺の腰にあった。でも、俺が言ってるのはそういうことじゃねぇ……。 そしてまた俺は普段なら絶対にしないようなことをしてしまうことになる。 「……こことか、こことか……もっと、触ってよ」 腰から引き離した修平の手を片方は俺の顔から首へなぞらせて、もう片方は股間に持って行った。

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