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24.キスして酔わせて 17

修平は俺を抱えながら悪戯っぽく微笑んだ。 「ソファの上か僕の部屋か千秋の部屋。どこでしたい? どこでもいいよ。千秋のしたいところでしてあげる。玄関でも風呂でもキッチンでも……ベランダでもね」 「ベ、ベランダ!?」 俺が驚いて声を上げると修平はクスクス笑って「冗談だよ」と微笑みながら軽く俺の額にキスをした。 「嘘。ベランダは駄目。千秋の声は誰にも聞かせたくないし」 抱きしめられると余計にドキドキしてしまう。 そしてその胸に顔を埋めながら背中に回した腕に力を入れた。 「……修平の部屋がいい」 そう言ってつれてこられた修平の部屋。 ベッドは朝、航が来る前に少しだけイチャついていたからシーツがよれたままになっていて、その上に寝かされると修平が俺に覆いかぶさってきた。 唇を食むようにされるとぞくぞくして、キスとキスの合間に修平の髪をすきながらまじまじと見ているとうっとりしてしまう。 「しゅうへー、お前ってすげーかっこいいのな」 「今頃気付いたの?」 「……しゅうへえ、好き」 「僕も好きだよ」 「俺は愛してるんだぞ」 脈略もなく修平がかっこよくて好きで愛してることを無性に伝えたくなって首に手を回しながら言えば、修平の「僕も同じだよ」という声が耳に響いた。 それが心地良くて、その日はいつもの何倍も乱れてしまった気がする。 ────── ───… 「んっ、あッ……ああっ、あ…しゅ、へ…ッんぁ」 グチュグチュと卑猥な水音を立てる後孔は、ローションと修平が出した白濁とかが混ざり合って泡立っている。俺ももう何度欲を吐き出したんだろう。 何度イッても、もっともっとって思ってしまって、ねだっているうちにこうなってしまった。 「千秋、気持ちいい?」 「あっ、気持ち、いい……んっ、あっ……」 「もう、満足した?」 「ふっ……あっ……あぁ、もっと……ッ…んっ…」 「今日は欲しがりだね」 修平は目を細めると俺にキスを落として腰を打ち付けてくる。

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