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殺人鬼4
まあ、命の心配などないんだけど、あの死体くらいで震えるガキが怖がっているんじゃないかとおもったのだ。
ガキは不死身なだけ。本当に不死身なだけで、何も出来ない。
銃を撃たれたら痛いし、苦しい。
シクシク泣いているのではないかと。
まだ、本当にガキだし。
一人前なのは性欲だけだし。
だから地下室の開いた扉から地下室に踏み込んだ時、その光景にはさすがの僕も驚いてしまった。
拷問用だったのだろう、地下室にあったバットをヤクザの頭に振り下ろしていたのは、ガキだった。
左目に穴があいていた。
撃たれたのか。
撃たれて、やり返したのか。
バットで。
ガキは泣きながら顔を歪めてヤクザの頭を潰していた。
何度も何度も振り下ろす。
頭はスイカのように割れていた。
でもガキは止めない。
また振り下ろす。
不死身でも、痛みはある。
このガキは、撃たれて痛みに悶え苦しみ、シクシク泣く前に、バットを握って相手の頭をかち割りに行ったのだ。
脳みそを飛び散らせながらも、相手を殺しに行ったのだ。
なんて、面白いガキ。
コイツ、すごくいい。
僕は身体が震えた。
身体の真ん中からうずくような感覚だった。
鳥肌が立っていた。
このガキは本当に面白い。
ガキを背後から抱きしめた。
ガキは興奮状態で、身をよじり僕にもバットをはふりおろそうとしてきたが、簡単に取りあげる。
喚くガキを抱きしめて、キスしてやったら少し落ち着いた。
髪を撫でてやる。
「オマエいい。思わず 一回ぐらい抱かれてやろうかと思っちゃったよ」
僕は囁いた。
ホント、コイツいい。
ガキは初めて人を殺したショックで震えていた。
コイツ、穴以外でも使える。
そう僕は思った。
ますます僕はガキを気に入り始めていた。
ガキがガタガタ震えている。
何かブツブツ呟いて。
「初めて」だからなぁ。
殺しの【処女喪失】。
僕は違うけど。
僕は最初からコレを楽しめたけど普通は違う。
最初は誰でもそうだ。
ガキはズボンだけをはいた姿で、裸なままの上半身に返り血をあびていた。
僕を必死で抱きしめている。
撃ち抜かれた目はもう治っている。
血の痕だけだ。
「セックスしたいだろ、今」
僕は囁いた。
ガチガチのモノがズボン越しに当たる。
殺せばしたくなるのた。
僕はよく知っている。
とことん抱いてやれば、ガキも落ち着くけれど、コレを落ち着けるにはちょっと時間がかかりそうだな。
もうさすがにここてのんびりするわけにはいかない。
何人殺さなきゃいけなくなるか。
そうなれば殺人じゃなくて抗争だ。
暴力団相手の抗争なんて面倒くさい。
仕方ないな。
「抜いてやるよ、ズボン脱いで」
僕は囁いた。
入れさせてはやらないけど、抜いてやろう。
ガキは何を言われたのかわからないと言った顔をした。
「この僕がオマエのモノを抜いてやるっていってるんだから、さっさとしろ」
初めて穴以外でイカせてやろうとしてるんだから。
オマエは「穴」なのに。
ガキは大人しくズボンを脱いだ。
立ったまま、ガチガチのガキのそこを手で扱く。
ガキの目が俺を見てる。
雄の目だ。
あんなに僕に散々されても、まだそんな目できるんだ。
俺の手にガキは息をあげ 、眉をよせる。
ふうん。
こんな顔もできるんだ。
雄の顔。
視線。
血の匂い。
ガキの白い身体にされた血のペインティング。
ヤバい。
僕 も勃ってきた。
僕もズボンを下ろして、ガキのものと自分のものをこすりあわせ、一緒に扱く。
気持ち良かった。
ガキを誘うためにしたことはあるけど、ガキは穴として扱ってきたし、僕にはセックスの相手は基本、「穴」なのでこういうことはしない。
でも、雄の顔のコイツにも欲情した。
この感覚はちょっと知らない。
ガキが僕の髪を撫でる。
僕もガキの唇にキスをする。
ヤバい、盛り上がってきてしまった。
僕もガキも一緒にイった
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