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捕食者狩り3

 「がっつくな」  あの人が笑う。  けど、この人の気が変わったらと思うと。  触っていいって言ってくれたから。  「泣くなよ」  あの人が呆れるけれど、仕方ないだろ。  俺、あんたを抱きたいんだ。  本当に。本当に。  キスをする。  俺の、キスだ。  いつもみたいにこの人にどこかに連れて行かれるようなキスじゃない。  奪われるんじゃなくて、この人を味わう。  俺で、気持ち良くなって欲しい。  あの人がキスの合間に喘いだ。  キスの時に目を開けたら、気持ち良さそうな顔をしたあの人がいて、俺はたまらなくなった。  「お前のキスは優しいな」  あの人がふっと笑った。  綺麗な首筋にキスをする。  吸い付いて痕をつける。  こんなことをしても俺達はすぐ消えてしまうけど。  俺はあの人の乳首に唇を落とす。  この人もここで気持ち良くなって欲しい。  俺と違って弄られなれてないそこを、形や色が変わるまで弄りまわしたかった。  あの人が声を漏らす。  強く歯を立てたら、あの人の身体が反った。  ヤバい。  めちゃくちゃエロい。  あの人のモノが立っている。  それだけで嬉しい。  「こんなことさせる位、可愛いって・・・僕もどうかしてる」  あの人は吐息混じりで笑った。  あの人の立ち上がったモノを咥える。  唇で扱き、裏筋を舐めた。    「ホント、お前上手くなったよな」    あの人が耐えているのがわかる。  俺はそこを扱きながら、あの人の穴を指でなぞる。  「おい」  怒られる。  「入れない、触るだけだ」  俺は懇願する。  唾液で濡らした指でそこを撫でる。  固くしまったそこ。     入念に撫でさする。  ピクン、とうとうあの人の身体が反応した。     「気持ちいいだろ、俺ここが気持ちいいの知ってる」  男の性器を舐め 手で扱きながら、もう片方の手でその穴を撫でる。  執拗に。  ここを緩まして、入れたい。  せめて、指だけでも。      「気持ちいいんだよ・・・あんたにもしてあげたい」  俺は囁く。    俺は手で男のモノ扱きながら、男の穴を舐める。  男はそんなところまで綺麗で。  誰にもここにはこんなことさせてないだと思ったらぞくぞくした。  音を立ててなめる。  「くそっ」   男か舌打ちした。  感じてきてるんだとわかる。  ここに入れたい。    本当は舌をねじこんでやろうかと思ったけど、そこまでするとこれをやめさせられるから止めた。   あの人が声を上げた。    腰が揺れていた。   ダラダラと先端からしたたらせている。  「いいかげんにしとかないと・・・」  そういうあの人のそこを握りこんでいかせないようにして、さらに舌で穴を舐めあげる。    あの人の喉が反る。    背中が反り、声をあげるこの人。  夢にまでみた光景。   俺は陶酔する。   「イカせろよ・・・」  あの人が呻いた。  可愛い。  こんなの。   可愛い。  「・・・言うこと・・聞かないと二度と触らせないぞ」  それだけは困る。  俺はあの人の太ももに自分のモノを挟み込みこする。  素股でも気持ちいい。  俺のとあの人のモノがこすれあって、あの人が感じる姿を見れるだけで。  いつか本当に抱く。  絶対に。  あの人が射精したのを確認して、俺もイった。  あの人を抱きしめる。  「・・・上手くなってるんだよなぁ、さすがエロガキ」  あの人が呆れたように言った。  「あんたに仕込まれてるから」  俺は囁く。  いつか入れる。  本当に抱く。  この人は俺のだ。  あの人も俺の髪を撫でる。 「落ち着いたか?そろそろ来るぞ、準備しろ」  あの人の口調が変わった。  「こっから先はメスのお前には用がないからな」  あの人が笑う。  「あの狂犬は強いぞ?」  携帯が鳴る。   男は僕に抱きしめられまま電話に出る。  スーツの部下からの連絡の番号だ。  「今から行く」  深い低い声が言った。  スーツ達からじゃない。 狂犬からの電話だった。      

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