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ステータスオープン!!!!
ほっと一息。首がないゴブリンと、返り血で汚れた服。気持ち悪すぎて帰りたくなってくる。
そんなことできるはずもないが…
ザザザー
回線を接続する音がし、段々と声がクリアになってくる。
『おーい!那月くーん!聞こえますかー』
「・・・」
先程会話していた糞神の声が聞こえた気がするが、気の所為だろう。
『いまぁ〜、君の脳内にぃ直接話しかけていますぅ』
「気の所為であってほしい」
『ねぇねぇ、聞こえてるよね!?もう、無視はよくないよ!
あっ!そうそう、君に伝えるのを忘れてたけど、ステータス見れるようにしといたから!把握よろしくぅ!』
見れるってどうやって…って、お決まりのセリフ言えばいいのか。間違ってたら嫌だから小さめの声で呟く。
「……ステータスオープン」
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名前 櫻田 那月(さくらだ なつき) Lv8
年齢 14歳
『スキル』鑑定C 投擲B 風魔法S 披露耐性B
痛覚耐性A 治癒S 空間収納∞
『称号』自称・神からのお使い(色々と付けておいたよ☆) 異世界人
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目の前に現れたステータス。何やら色々あるが…
「このお使いというのは?」
『たまにでいいから私からのお願いを聞いて欲しいのっ』
「魔法ってどうすれば使えるのでしょうか?コツとかありますか?」
『うーん…魔法はイメージだよ!君が思い描けばなんとかなるさっ』
ペラペラと何かを捲る音。今、エロ本読んでるでしょ…読みながら会話してるでしょ。神様って神聖な方だと思ってたよ…
『んじゃ、暇な時にでも報告よろしくぅ!』
「報告って」
ブチッ
回線が切れる音がし、何度も声をかけるが返事がかえってこない。
報告ってどうやってするんだよぉぉぉおおお!!
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『ステータスの設定について』
レベルは1~100までとされている。
スキルは武器系スキル、武技系スキル、魔法系・魔力系スキル、耐性系スキル、操作系スキルなどがあり、ランクはE〜SSSまであるとされている。(例外はあります)
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