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6話 ※R18
突然下の方に冷たいものがかけられた。
「つめ…たっ」
「ああ、ごめん」
無表情で返された。
この場においてこの言葉は残酷だと思った。
彼はちっとも僕のことを優しくしようなんて思ってはいないからだ。
仁山は指を1本、2本とゆっくり入れて後ろの穴を掻き回した。
「お前の口ん中入れた指ベトベトだからローションいらなかったかも」
「いやぁ…」
「なんか、コリコリしてるとこあるけど気持ちい?」
僕は「んっ…」とずっと涙目になりながら答えていた。
「お前、初めてじゃないんだな。こんな直ぐに感じるわけないし」
「まあ…」
嘘はつけなかったし、男の処女性とか訳が分からないからいいかと思った。
ただ、僕の傷に塩をべったりと塗りたくられた。
「じゃあ別に挿れていいよな?」
そう言って指を抜いた仁山は僕の後ろに自分のものをあてがった。
「やめっ…!まって…ゆっくり……」
「無理、お前に拒否権とかないし」
そう言って挿れられた。
僕のものより長くて、大きくて、熱かった。
「大丈夫か?」
そう聞いてきた。
「大丈夫…じゃなっ…」
「そか」
仁山は相槌をうったあと腰を動かし始めた。
気持ちよくて、ぼやけた視界の中で必死に「にやまぁ…」といって仁山の背中にすがり付いていたのだけ覚えている。
仁山は弱みを握ってヤってるくせに手酷く抱かない理由がわからなかった。
きちんとほぐして挿れるし、あまつさえ心配までする。僕にはわからなかった。
動きが止まった。
「俺、最中にほかのこと考えられるの嫌い」
「お前が、なんで僕のこと心配するのか謎なだけ」
「感じてないやつとヤる程萎えるもんないからな」
そういった途端、奥の部分を執拗についてきた。
「やぁめっ…ビリビリする…」
「辞めるわけないだろ」
仁山が奥をつく度僕は甲高い声で喘いでいた。
「俺、ゴムしてないから出すね」
「無理!まって…いやぁ」
そう言って仁山は僕の中に出した。
僕もそのままイッて気を失ったーー
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