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第十四章・5

「沙穂のここ、すぐに指を咥えるようになったな」 「あっ、あぅ。あぁッ」 「ついこの前まで、セカンドヴァージンだったのに」 「あ、ヤだぁ……」  何だか違うのは僕だけでなく、真輝さんもみたい。 (言葉責め、イジワルだよぉ……) 「じゃあ、そろそろ」 「え? もう?」  言っただろう、と真輝はささやいた。 「沙穂のフェロモンに、酔ってるんだ」  ぬぷ、ぬぷりと真輝が蕾を割って挿入ってくる。 「あ、あぁあ!」 (ダメぇっ! 挿れられたら、もう何も考えられないぃ!)  真輝の腰突きに併せて、勝手に沙穂の身体もうねる。 「どう? 沙穂」 「ゾクゾクして……、ぁうッ! お尻が、熱く……ぅうッ、んん!」  真輝の腰が、ねっとりと螺旋を描く。  シーツを掴んだ沙穂の手に、力がこもる。 (あぁ、気持ち悦いぃ!) 「いい表情してるね。私もすごく感じてるよ」 「あ、あんんッ! 真輝さんッ!」  沙穂のペニスが、白い体液を吐いた。

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