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結婚式ー2
「あのね、雷?」
部屋の扉を閉めた途端に風が口を開くが、わかってると言うように頷く。
「俺が言うからいいよ。行けねぇよな…いや、行ったらマズイよ。せっかくの結婚式っていう祝いの席が通夜になっちまう。」
目を丸くする風が聞いてたの?と驚く。しかしすぐにありがとうと言って、頭を俺の胸に擦り付けた。
「俺はこれだけでも十分なんだけどな…波の言葉に少しだけ甘えるか。」
ぐいっと顎を掴んで上に向けさせた風の顔に自分の顔を近付け、そのまま唇を合わせる。
「んっ!雷…ダメって…んんっ!」
絡んだ風の舌がその快楽から逃げるように動くが、それを追いかけて捕まえ再び絡め合う。
「雷…やぁっ…めて…あっ!」
ずるっと風の体が崩れ落ち、ぺたんと床にしゃがみ込んだ。
「可愛いなぁ、風は。キスだけでもうこんなになっちゃうんだもんなぁ…」
意地悪とぷいっと横を向く風の体を軽々と両手で抱き抱えてそのままベッドに向かう。
「ちょっと、雷!ダメだって!!雷!!」
「こんな状態でリビングに戻れるのか?抜くだけだから大人しくされとけ。それとも自分で抜くか?ん?」
俺の言葉に、再び意地悪と言って赤くした顔を俺の肩に埋める。
「ほら!足、開けよ。」
風をベッドに座らせて俺の手が風の足首から腿をなぞる。
「んっ!待って…あっ!」
とんと胸を押して枕に上半身を預けさせた風の足を掴んで広げると、そのまま履いている物をずり下げた。
「見ないで!やだ…雷!恥ずかしい…から…」
曝け出された自分の下半身を俺の目から隠そうとする風の手を掴み頭の上で拘束すると、閉じようとする足の間に俺の膝を入れてぐっと押し上げる。
「いやぁ!あっ…雷、何する…んっ!あっ!あーーーーっ!!」
ふるふると頭を振って嫌がる風を無視して、空いている手で俺のも露出させるとそのまま風のと合わせて扱く。
二人のモノが擦り合い、その気持ちよさに俺の手が早く激しくなっていく。
「いいな…これ…風…」
「んっ!雷のと擦れ…て…あっ!も…っまんできな…あぁっ!」
「俺も…イき…そうだ…くぅっ!!」
「雷!あぁああああっ!!」
べったりとした二人の体液が俺の手の中で混ざり合う。それを拘束していた指で掬い上げて風の目の前でたらたらと指から手のひらに落とす。
「ほら!俺と風のが一緒になったやつ…なんかすっげーエロいな、これ。」
指の隙間からつーっと垂れそうな液体を、ぐったりとしていた風がチラと見て口を開けて舌を出すと少し体を起こして舐めとった。
「風!?」
驚いた俺が手を引っ込めようとするが、風の手が俺の手を掴んで離さず、そのまま口に運んでいく。
「きれいにしないと。」
とろんとした目でそう言いながら俺の指を一本一本、舌で舐めて口に含んだ。
「待てって!!マジで我慢できなくなるぞ、俺。」
風の額に手を当ててそのままベッドに押し付ける俺に風は、天使のような微笑みで囁いた。
「雷に我慢なんて、出来たの?」
プツッと理性の切れる音がして、俺は風の体をうつ伏せにすると腰を上げさせた。
リビングではきっと波が俺達の話で盛り上がっているんだろうとわかっていたし、この後でリビングに行くのは相当気まずいだろうなと思いながらも、風に覆いかぶさる自分を止めることはできなかった。
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