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結婚式-14

「もう…やだ…イっちゃ…ひあぁっ!イかな…んっ…っめだって…やぁあああああっ!」 俺から逃げようとする腰を掴んで引き寄せると、もう何度目かもわからない熱を風の奥に向かって出す。 何度も引っ掻き、俺を突き放そうとする両手を縛り、ほんの少しの隙に扉に向かって逃げようとする足をベッドに括り付けた風の中から、受け入れられなくなった俺の体液が入れた分、外にこぼれ出る。 「シーツがもう使い物にならねぇな。終わったら捨てればいいか…おい、風?やべぇ…おい!起きろ!」 意識のなくなった風の体をゆすると切なそうな顔でうめき声を出す。それが色っぽくて、つい風の中で落ち着いていた俺がぐんと硬くなった。 「ぁああっ!」 その圧迫感に風の意識が戻り、俺を涙目で見つめてきた。 「雷…もう、もうやめて…もう、ムリだよ…これ以上出されたら僕…んくぅっ!」 風の頬を伝う涙を見ると、どうしてももっともっと俺で泣かせたいと言う欲求が理性を吹っ飛ばしてしまう。今も、本当はもう休憩してやりたいと思うのだが、風の涙で腰が勝手に動いて止められない。 「悪りぃ…風…愛しているから…風!」 「愛し…ているなら…やめ…ってぇえええええ!」 そうやって、泣き喚く風を抱き締めてその奥に届くように腰を打ち付ける。 「子供、今なら作れそうな気がするわ…全然萎えねぇし、まだまだお前の中に出せる。なぁ、マジで子供が作れるまでお前の中に出させてくれ!」 「でき…ないから!できないって…やだ…もう、らいぃ!イか…な…っ!」 言葉を塞ぐように唇を合わせて、激しく腰を動かすとブルっと体が震えて、またシーツが濡れていく。もう、言葉を喋るのも苦しそうに口を開けてうめき声と荒い息をし続ける風をうつ伏せにしながら、腰を持ち上げてその上に跨った。そのままズンズンと風の腹を突き破るように動かす。 「足…切れ…ちゃ…痛っ!」 見ると、ロープでくくりつけた足が赤く傷ついている。 「ちょっと待ってろ。」 風の腰をベッドに下ろして足を見ると、うっすらと血が滲んでいた。それを舌で舐めた途端に、風がびくんと腰を震わせて、唇を噛んだ。 「あぁ、風ってこ言う痛いの少し好きだよな?なぁ、もっと舐めてやろうか?」 一瞬首を横に振りかけるが、こくんと小さく頷く。 「へぇ?素直だな?」 言いながら舌を動かすと体がピクピクと動き、噛んだ唇の隙間からうめき声が漏れる。 「んっ!くぅっ!んっ!んんっ!」 気持ちいいと風の身体中が反応しているのが嬉しくて、もっと気持ち良くさせてやりたいと思い、舌で舐めながらもう片方の足首の傷を指でなぞる。 「もっと…強くこすって…」 風の言葉にでもなぁと冷静な自分が顔を出す。 「これ以上強くすると、血が出ちまうぞ?」 「いい…から…もっと…」 半分は意識のなさそうな目でこちらを見つめている風に、仕方ないなと爪を少し立てて傷口をつーっとなぞる。 「んぁああっ!」 風の背中がのけぞって、腹に白い液体がかかる。そのままくたぁとベッドに沈むと、俺が何度体を揺すっても声をかけても、次の日までその目を開けることはなかった。

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