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結婚式-15

性欲がバケモンみたいな金狼とは言え、さすがに一週間もの間やりまくるって言うのはかなり肉体疲労がひどくなりそうだと思ったが、終わってみるとまだまだ余力がある。 「自分ながら呆れる性欲だな…なぁ、風?明けの一発、いいか?」 ぼーっとしていた風の目が見開き、勢いよく首を振る。 「んーーーーー!んーーーーーーっ!」 口を塞いでいる布の奥から呻き声を出して涙目で俺を睨みつける。 「やっぱ、だめか…でもさ、もうこんなんなんだけど…」 ほら、と下半身を見せると風の顔が青ざめていった。 「今回は中では出さないからさ…悪りぃ…挿れさせて…」 風のベッドに括り付けた足が俺を蹴ろうと動き、縛られた腕が自分から俺を離そうと突っぱねる。 「ごめんな…でもさ、もう遅いんだよ…なっ!」 ぐっと腰を風にくっつけて、一気に奥に突き進んで動かす。 「んんんんーーーーーーーーっ!」 いきなりの圧迫感に風の身体がピンと伸び、塞いだ口から悲鳴が漏れる。 ごめんとか出さないとか言ったのに、我慢出来ない俺の腰は止まらず、風の中を新しい俺で書き替えていく。 「んーーーーーーーーーっ!」 風の腰もベッドから離れてびくんびくんと何度も痙攣して、少量の体液がシーツに垂れた。 「さすがに…これでもう俺も打ち止めかな…んっ!」 最後に奥深くをぐぐっと突いて俺を刻み込むと、ゆっくりと引き抜いていく。 「んんっ!」 抜いた途端に風の口から吐息が漏れて、その熱さに頬がふわーっと温かくなった。 「ごめんな。これ、取るから。」 塞いでいた布を取った瞬間に怒鳴られるかと思って身構えていたが、風は大きく呼吸をするとフンと鼻を鳴らして横を向いた。 「なぁ、風。中出しのこともお前が嫌だって言ったのにやめなかったことも悪かったって思ってるよ?でもさ、それが俺達、狼の式のしきたりなんだ。」 俺の言葉に風がため息をついてこちらを見た。 「分かっているよ?ただ…怖かったんだ。僕の中に溜まっていく雷の体液が、僕の体を破ってしまいそうで。だから…すごく…怖かった…」 今でも、風が少しでも動くと風の中からこぷこぷとこぼれ出る白い体液が俺の目に映る。 「悪かった…でもな、破ってもいいかなって思っていたんだ。お前の腹の中を、その身体中を俺で満たして…それで、お前の全てに塗れて俺も一緒にって思ってた。」 風に馬鹿!と怒鳴られるかと思ったが、想定外にも風が縛られた腕を俺の首に回してその胸に抱き寄せられた。 「実は僕も怖いと思いつつも、雷ので僕の中がどんどん満たされていくのを感じながら、このまま雷に溺れて死んでいくのもいいなって…でも、すぐに僕には陸や水もいて、まだまだ雷とも愛し合いたいって思ったら、急に怖くなっちゃって。」 「そうだな。俺達には守るべき者がいるんだもんな。あいつらももうそろそろいい大人だが、この世界にほっぽり出すにはまだまだ心許ない。まぁ、俺達に何かあれば波や夏がきっとあいつらを助けてくれるだろうとは思うが、それでもきちんとした事を教えてやりたい。はぁ…死ねるのは大分先になりそうだ…」 俺がため息をつきながら風の手首の戒めを解く。 「ああぁ、こんなに跡がついちゃってる…もうっ!」 自分の手首をさすりながら俺を睨みつける風が可愛くて、悪かったよと言いながら手首を掴んで唇を当てた。 「んっ!ダメだってば…僕…っ!」 舌で舐めると風が顔を赤くして俯き唇を噛む。 「ホント、風ってこのくらいの痛みに弱いよな?こっちも解いてやるよ。」 足首の戒めも解くとそのままぐいっと掴んで擦れた傷痕の赤みに舌を這わせる。 「やっ!…んっ!離し…ひあぁっ!だめぇ…もっ…やぁああああ!」 必死で俺の頭を掴んで離そうとするが、その力がだんだんと抜けていき、ついには俺の頭をかかえるようにして喘ぎ出した。 「あぁっ!んっ!だめぇ…だめ…っぁああああ!雷ぃ…っすけてぇ!」 「どうして欲しいのか言ってみな?打ち止めかと思ったけど、お前のその声聞いてたら、まだまだ余力ありそうだわ…ん?」 「いじ…わるぅ…っ!んっ…もう!あっ!だめ…もっ!っれて…雷の…欲しい…挿れてぇ!」 「そう言えば、口でも欲しいて言わせるって言ってたんだよな?ははっ!すっかり忘れてたわ…さて、風のおねだりだもんな?しっかりと満足させてやるから、オちるなよ?」 掴んだ腰が期待で震え、ヒクヒクと俺を誘う。 先端を当てるだけで飲み込まれていく視覚の刺激だけでイきそうになるのをぐっと堪えて、引き込まれるがままその奥深くまで一気に腰を打ちつけた。 「なぁ、あと一週間位このままでいないか?」 俺の言葉に風が小さくムリと呟くと、俺の腰に足を巻き付けて手を背中に回した。 「今回はこれでお終い。最後に雷の全てを出してよ…僕の中に…」 「まったく…煽りすぎだっつーの!」 そう言うと、激しく腰を動かした。

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