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第5話
***
……………ン。
ガチャンガチャンッ
「なっ、、、、」
目を覚ますとそこは真っ黒なベッドの上、
周りはコンクリートの壁で冷たい印象を与える。
俺はなぜか裸で両手足を鎖で繋がれていた。
「あ、起きた?」
笑顔で金髪が俺に近づいてきた。
「なんで裸なんだよ!外せよこれ!!」
「君、今の状況理解できてる?」
「できるわけねぇだろ!!意味わかんねぇよ!外せ!!!」
「もー。口が悪いな。今から開発してあげるから大人しくしてて。」
そう言って金髪はベッドの上に上がり、俺の上にのしかかった。
「まずはここかな。」
「…ンッッ!」
いきなりちんこを弾かれ、声が漏れる。
「はっ……。威勢がいい割にイイ声で啼くじゃん。」
「うっせ!!!アゥッ……」
言い返そうとすると、ちんこをギュッと握られる。
やばい。なにも抵抗できない。
「そろそろ抑制剤切れてきた頃でしょ?フェロモン漏れてきてるよ。」
「……ァッ……クッソ!やめろ!!」
──ヤバい。
体が言うことをきかない。
***
「ひっ…………アアアアァァァンッッ!!いやっ、、やめろ!!!……ァアアアアアア!!!イクっ!!イクッ!!」
──もうなにがなんだかわからねぇ。
アツイ。
暑い。
熱い。
初めての感覚に溺れそうになる。
「紫音くん、スッゴ…。後ろ、初めてなんでしょ?玩具でグズグズじゃん。」
「ゃ、、、やめっ!!……イァアアアアアアアアッッッ!!!」
俺の弄ったことのなかった後ろは、ローションを垂らした金髪の指で解され、今はローターを2つ突っ込まれている。
今までにない屈辱。
それと同時に自分がΩであることが悔しくてたまらない。
Ωじゃなければ。
発情期じゃなければ。
俺は絶対ケツの穴なんかでは感じない。
絶対にだ。
「強くするね。」
「ァアッ!!!いやっ、やめてくれ!お願いだか……ハァアアアアアアアッッ!!いやっ、やめっ、イッてる…っ!!」
「すっごい。アハハ!ちょっと挿れたくなってきちゃった!」
金髪が俺のケツに指を突っ込んでローターを取り出した。
そしてあろうことか、金髪のソレを取り出し、俺のケツに当てがった。
「やめ、、、やめて、、、、ァッ」
「すごいすごい!紫音くん本当に初めて?お尻の穴ヒクヒクしてる。俺のどんどん中に誘い込まれてるよ?」
──ダメだ。もうアツイ。頭まわんなくなってきた。
「……………さい」
「ん?どうしたの?」
「…ください。中、グズグズにしてくらさいッ。も、しんど、ぅ、挿れてくださっ……」
霞む視界で金髪が笑う。
「…………やーっと壊れた♪」
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