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オレ、真城と両想いだって勘違いしてさ……。
ただ、オレが苦しんでいたからセックスしたただけなのに……。
「……っつ」
オレは衝撃的な事実を知り、女子二人から無言で立ち去った。
教室には戻れない。
だって真城がいるだろうから。
優しい彼はみんなが帰った後でもオレが教室に戻るまでずっと残っているだろう。
早く戻って真城に帰ってと伝えなきゃ。
だけどダメだ。
だって目頭が熱い。
……泣きそう。
それは間接的だけど、真城に振られたんだから。
平気な顔して笑えないよ。
オレは真城がいる教室に戻ることができず、教室の前の廊下に膝を抱いて蹲る。
するとガラガラと教室のドアが開く音がすぐ横から聞こえたんだ。
顔を上げれば、そこにはやっぱり真城がいた。
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