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「一色、どうした? 顔色が悪いぞ? よし、先生が保健室に連れて行ってやろう」 「あ、あの。大丈夫です」 「そう言うな。俺は保険医兼お前の担任なんだから」  そう言われてしまうと反論はできなくて、僕は静かにコクンと頷いた。 「さて、赤くなっているか診てみようか」  保健室に戻った先生は戸棚から金属の舌圧子を取り出した。  だから僕は大人しく椅子に座る。 「怠さは? 痒みとか痛みは?」 「怠さは少し……でも痒みとかはないです」  でも身体が怠いのはきっと昨日のことが原因だ。風邪じゃない。  先生に言おうとするけれど、でも先生のことだからきっと僕の言葉を信用しないだろう。  だったら素直に喉を診てもらった方がいい。  僕は前屈みになって先生に喉を診てもらことにする。  ーーんだけど。  どうして?  先生は僕を押して、ベッドに寝転ばせたんだ。 「な……に?」  ワケがわからない。  びっくりして真上にいる先生を見る。  そうしたら、先生は僕の両足から下着ごと制服のズボンをずり下ろしたんだ。  そうかと思ったら思いきり足を広げられた。

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