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「さて、痒みや痛みは本当にないのか? どれ、診てみよう」 「っひ!」  先生は舌圧子をお尻の孔に当てて、広げた。  僕はてっきり喉について言っているのだと思ったのに、先生は違ったんだ。  空気が孔の中に入ってくる。 「ここ、真っ赤だな。たくさん擦られたのか?」 「い、やあっ!」  先生の顔がずっと近くにあるのだろう。  僕の孔に先生の息がかかった。 「もう一度訊くぞ? 痒みは?」  こことか……。  そう言った先生は、舌圧子を僕が感じるそこに当ててきた。 「あっ、っひぅ!」  ひんやりした金属がそこに当たる。  ビクって身体が震えた。 「そのいやらしい腰の動きはなんだ? 痛いのか? それとも痒みで?」 「やっ! やめっ!!」  思いきり声を上げて抵抗しようとしたら、 「大きな声を出してみろ、この姿をみんなに知られるんだぞ? 大事なところは全部丸出しだな」 「っひ!」  そんなのイヤだ。これ以上、誰にも見られたくない。  僕は唇を引き結ぶ。  それをいいことに、先生は僕の太腿に唇を落とした。 「よしよし、いい子だ。どれどれ? もっと診てやろうな」  孔をもっと奥まで押し広げられて、舌圧子で襞を擦ってくる。 「あああうっ!」  僕はもう何もできなくて、ただ喘ぐばかりだ。

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