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僕のバカバカバカ!!
言ってもいいことなんてひとつもないのに。
黒江くんを困らせてどうするの!!
嘘だって言えばいい。
そうしたら、この気持ちを誤魔化せる。
……だけど。
自分の気持ちを偽れるほど、僕は器用じゃない。
訂正するどころじゃなくて、もう頭の中がパニックになっていた。
だから僕はなんとか身だしなみを整えると黒江くんから距離を置いた。
「ご、ごめんなさい!! もう平気だから帰るね」
「おいっ!!」
振られるのが怖くて、僕は保健室から走って出ていく。
「……っつ」
……僕って馬鹿だ。
黒江くんが抱いたのはロトスなのに、本音を口走ってしまうなんてどうかしてる。
胸が痛い。
苦しいよ……。
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