83 / 88

page83

 第6話★これってもしかしなくても両想い? の巻★ 「っふ、あっ、ああっ!」  二日掛けての大がかりなモンスター退治を終えた僕は今、裏路地にあるラブホテルで黒江くんといます。  正体を知っているのだから、もうロトスの姿でいる理由もない。そう言った黒江くんは、ロトスの胸元にあったブローチを取り外した。  おかげで変身は解かれ、今、僕は煌々と照らされた照明の下で、黒江くんにあらぬ姿で抱かれてます。  あらぬ姿っていうのは……。  一糸もまとわない僕は黒江くんの足の間に座らされています。 「ほら、もっと足を広げないと。中で俺のを受け入れられないぞ?」 「んっ、やあっ!」  僕の背後にいる黒江くんがボソリと囁いた。  おかげで背中がぞくぞくする。  お尻に当たる硬いものはきっと、黒江くんの一物だ。  もしかして、乱れる僕を見て興奮してくれているのかな。  そう思ったら嬉しくて、僕も興奮してくる。屹立したそこからは、ぴゅくって先走りが弾き飛んだ。 「厭なのか? 一色の一物は勃ちあがって、よだれを垂れ流しにしているのに?」  黒江くん、楽しんでる?  言葉でこうして責めてくるからたまらない。  おかげで僕は腰を揺らしてしまうんだ。

ともだちにシェアしよう!