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第6話★これってもしかしなくても両想い? の巻★
「っふ、あっ、ああっ!」
二日掛けての大がかりなモンスター退治を終えた僕は今、裏路地にあるラブホテルで黒江くんといます。
正体を知っているのだから、もうロトスの姿でいる理由もない。そう言った黒江くんは、ロトスの胸元にあったブローチを取り外した。
おかげで変身は解かれ、今、僕は煌々と照らされた照明の下で、黒江くんにあらぬ姿で抱かれてます。
あらぬ姿っていうのは……。
一糸もまとわない僕は黒江くんの足の間に座らされています。
「ほら、もっと足を広げないと。中で俺のを受け入れられないぞ?」
「んっ、やあっ!」
僕の背後にいる黒江くんがボソリと囁いた。
おかげで背中がぞくぞくする。
お尻に当たる硬いものはきっと、黒江くんの一物だ。
もしかして、乱れる僕を見て興奮してくれているのかな。
そう思ったら嬉しくて、僕も興奮してくる。屹立したそこからは、ぴゅくって先走りが弾き飛んだ。
「厭なのか? 一色の一物は勃ちあがって、よだれを垂れ流しにしているのに?」
黒江くん、楽しんでる?
言葉でこうして責めてくるからたまらない。
おかげで僕は腰を揺らしてしまうんだ。
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