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いまさら①
四つん這いのまま彼の既に大きく隆起したモノを押し付けられ、そのままじっくり味わわせるみたいにして、ゆっくり挿入された。
「ハハ......ヤバ。
火傷しそうなくらい中、熱いんだけど」
ゆるゆると腰を使いながら背後から抱き締められ、耳元で囁かれた。
さっきまで三本の指でメチャクチャに突かれまくっていたせいで、穏やかな刺激では全然足りない。
......もっとグチャグチャに、奥まで抉られたい。
だから自分から腰を振り、快楽を貪った。
すると彼は止めるでもなく、またしても俺のやりたいようにさせながら胸の先端に時折手を伸ばし、指先で弾いたり、転がしたりして弄んだ。
「本当に翠は、エロいなぁ......。
まぁでもそういう風に仕込んだの、俺だけど」
コイツに抱かれるようになるまで俺は、ほぼ受け身だった。
だけど和希と知り合い、もっと気持ち良くなりたくて。
そして彼にも、もっと気持ち良くさせてあげたくて。
......自分からも、積極的に動くようになった。
でも今は単に体が快感を覚えてしまったから、それを楽しんでいるだけ。
......自分が気持ち良くなるために、やってるだけだっての。
言い訳みたいにそんな事を考えた瞬間、いきなり奥を突かれた。
体が大きく弓形に反り返り、卑猥な声が溢れる。
「ホント、淫乱になったよね。
ほら、ここ好きだろ?
あーぁ......またそんな、だらしねぇ顔して。
そんなに、気持ちいいの?翠」
激しくガン突きされて、悲鳴にも近い声をあげながら、与えられる快感を貪った。
「こら、あんま締め付けんなって。
そんなに、欲しいワケ?」
背中に唇を押し当てられ、ちゅっ、と軽く吸われた。
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