26 / 100

感度が良いのも問題ですね_8

ぎゅっと尖りを摘ままれると、刺激が下半身へと響いた。 「ンっ………」 「ほら、気持ちいいでしょう?素直になればもっと気持ちよくなれますよ」 「くっ……誰、がっ…………」 「強情ですね。まあ、でもそんな先輩だから好きなんですが」 胸の尖りを撫でて弾かれ摘ままれる。 絶妙な強弱をつけられて、腰が揺れてしまう。 下を向けば愚息がスラックスの中からその存在を主張していた。 「ほら、勃ってる。気持ちいい証拠ですね」 「やめっ………言うな……ぁ…」 「先輩、気持ちいいって言ってください。そしたら、もっといっぱいの刺激をあげます」 尖りをつまみ上げていた手が、ゆっくりと乳輪を撫でる。 確かな刺激を貰えず、もどかしさが募っていく。 「ぁ………うっ……」 「気持ちいいって言うだけですよ。簡単でしょう?」 「……言うわけ、ない……だろっ……」 「ああ、本当堪らないな」 後輩は満足げな笑みを浮かべると胸から手を離した。 「仕方ないですね、それなら趣向を変えましょう」 「な………に………?」 楽しそうな蓮沼に嫌な予感しかしない。 「僕が良いと言うまでイっちゃダメですよ?もし勝手にイったら、罰ゲームです」 「……は?一体なに――んぁ…っ」 視界から蓮沼の顔が消えたと思ったら、それは胸元へと近付いていて…… 先程まで指先で弄ばれていた尖りが口腔へと消えていった。 生暖かな感触が乳首を包む感覚に身を捩った。 「あっ………だ、やめっ……」 「ふふ、感度良好。先輩なら乳首だけでイケるでしょうけど、我慢してくださいね」 カリっと歯が当たればそれも充分な刺激となる。 「やっ……歯当てなっ…………」 「ん?気に入りましたか?」 くそ……こいつは本当に人の話聞かねぇな! 強く吸われ、時折歯が当たる。 かと思えば舌先で強く抉られ、周りをなぞるように舐められる。 「あっ……も、や………」 「乳首だけでそんな顔出来てしまうなんて、まるで女性のようですね」 羞恥心を煽るような言葉。 苛立ちを覚えているはずなのに、何故かゾクゾクと快感も駆け巡る。 ふっざけんなよ………これじゃ俺まで変態みたいだろうがっ! 「んっ……やぁ……」 一際強く吸われ、もう一方は爪でカリっと引っ掛かれる。 チカチカするような刺激に堪らず腰を大きく揺らした。 「ああっ……!」 ヤバっ………気持ちぃ………。 だなんて心で思ったのがいけなかった。 刺激を快楽と受け取った瞬間、堪えきれない気持ちよさが駆け巡り、俺は一度も触れられていない愚息から精液を溢れさせた。 「あ……あぁ…うっ……」 「あーあ、イッちゃいましたね」 「……くそっ…………」 「乳首だけで射精してしまうイケない先輩には、お仕置きが必要ですね」 頭がぼーっとする中でも、コイツがロクな考えを持っていないことぐらい分かる。 「うーん……そうだなぁ……」 わざとらしく思案する様子。 どうせ何をするかなんて決めてあるくせに。 「ふふ、じゃあ先輩このまま僕とサボりましょう」 「…………は?」 「会社には僕が連絡入れますから」 「……馬鹿かお前は!仕事は遊びじゃないんだ。サボりなんて――」 「――大丈夫ですよ。幸い大きな案件は済ませてありますし、取り立てて急ぎの仕事もないでしょう?そのぐらい考えてますよ」 確かにこいつの仕事は早いし、急ぎのものも全て片付けてある。 「それに、その状態で戻れないでしょう?」 と指差すのは俺の下半身。 スラックスを着たまま射精したせいで染みが広がっていた。 その光景に顔が熱を持つのを感じる。 「こんな格好で仕事に戻るなんて恥ずかしいでしょう?」 「〜〜〜〜お前のせいだろうがっ!」 「何言ってるんですか。我慢できなかった先輩が悪いんですよ。まぁ、いいです。行きますよ」 嘆息して、蓮沼は俺の手を掴むと路地裏の外へ歩き始める。 「ちゃんと前隠してくださいね」 「わ、分かってるよ!と言うか手離せ!」 「ダメです。逃げられたら困りますから」 俺の機嫌は最悪だが、後輩の機嫌は直ったようだ。 前を歩くその横顔はムカつくほど楽しそうだった。

ともだちにシェアしよう!