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感度が良いのも問題ですね_24
ぴちゃぴちゃと響く音が部屋中に聴こえる。
口いっぱいに広がる昂りは固く反り返っているものの、絶頂まではまだ届かないようだ。
大体、デカすぎて全部を口に含めない。
「ほら、どうしたんですか?そんなんじゃ僕はイけませんよ。残りあと五分です」
「ん、ぐっ………」
余裕が見られる様子に腹が立つ。
「もっと奥まで咥えて」
「んぅ……んっんん(やってる)!」
「ああ、いいなぁ。その目、大好きです。興奮する」
その言葉は本当のようで蓮沼のモノはドクッと強く脈を打った。
「先輩、もっとこっち見てください」
恍惚な表情を見上げれば、それは更に笑みを深めた。
「仕方ないですね、ほら、もっと舌を使って」
「……っ……」
「裏筋を這うように」
「…んっん……」
声の指示に従って動かせば確かに反応が返ってくる。
「ふふ、先輩本当にタチ専だったんですか?」
「……んふふぁん(うるさい)」
「可愛いなぁ、本当」
ゆっくりと頭を撫でてくる手は思いの外優しい手つきで、不覚にも心地いいなんて思ってしまう。
「頭、撫でられるの好きですか?」
悪くないと思っているのは確かで、けれど素直に認めるのは恥ずかしい。
思い悩んで視線を下へ向けると、頭上からはまたクスクスと笑う声が落ちてくる。
「本当に可愛らしい方だ。ふふ、あと三分です」
「…ん………っ…」
ダメだ、集中しないと。
何としてもコイツをイかせてやる……!
教えられた裏筋を懸命に舐める。
「単調な動きではだめです。もっと強弱をつけて」
簡単に言ってくれるが口いっぱいにある質量のせいでうまく動かせない。
動くのは諦めて昂りを吸い上げてみた。
「……っ……いいですね、それ」
誉めながら頭を撫でてくる手に微かだが力が入ったのを感じた。
一度口を離して、見せつけるように舌を這わす。
「気持ちいいか?」
「ええ、とても」
挑戦的な笑みを見せれば、うっとりと顔を歪めてくる。
「でもそんな余裕かましてる時間はありませんよ。あと2分です」
「チッ……分かってるよ」
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