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第14話
用意されていた寝室も広く、既にベッド等の家具が用意されていた。
小柄で細身ではあるものの、成人男性である俺たちがふたり並んで寝ても余裕のある広さのベッドに、俺もアレクサンドルも驚きながらもその身体を横たえる。
「ミーシャ……」
互いに服を脱がせてその温もりを確かめ合うように抱き合うと、アレクサンドルの鼓動と興奮とを感じる事が出来た。
「……あ……んん……ッ……!」
その喉笛から胸元へ、そして可愛らしく自己主張をしている突起へと舌を滑らせると、アレクサンドルは身体を震わせながら上擦った声を上げてくれる。
「感じやすいんだな……」
「わ……分かんないよ……こんな事、初めてだから……」
胸元に耳を寄せると、その心臓が早鐘を打っているのが聞こえてくる。
その音を感じながら、俺は堅くなっている突起を指で摘んだ。
「あぅ……っ、それ……やだ……っ……」
「嫌……?お前の身体は悦んでるけど……」
「うぅっ、だって、変な声出るし、身体ゾクゾクするし……」
ふたつの突起をそれぞれ指で摘み爪先でその先端を撫でると、アレクサンドルは顔を赤らめながら言った。
「……本当に何も知らないのか。自慰くらいは知ってるだろう……」
「ひゃ……あぁ……っ……!!」
下腹部の更に下に俺は手を伸ばす。
そこは触れられる前から堅くなり、先端を濡らしていた。
「もうこんなに濡れている……」
「やぁ……っ、そんなにされたら……」
ゆっくりと扱くと、それに合わせていやらしい水音が聞こえてくる。
「ミーシャ……あぁ……っ……!!」
堅くそそり勃った雄を口に含んで胸の突起を再び摘むと、アレクサンドルは大きく身体を震わせて俺の口の中に射精する。
俺はその味を噛み締め、一滴も残すまいとした。
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