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第15話
「は……あぁっ、自分でするよりずっと気持ち良かった……っ……」
「……そうか……良かった……」
頬を赤らめ、荒い呼吸をしながら話すアレクサンドルが色っぽく、愛らしい。
「お……オレもミーシャの……口に挿れたい。ミーシャの精子、飲ませて……」
「……サーシャ……」
俺の股間の方へ移動すると、アレクサンドルは既に勃ってしまっていた俺の雄を口に含んでくれる。
「んっ、んんん……っ……」
目を閉じて一生懸命に口で愛撫してくれる姿に俺はますます興奮してしまった。
「ふぁ……っ、ミーシャのビクビクしてる……気持ちいいの……?」
舌であちこちを舐めながら上目遣いで聞いてくるその姿はとても卑猥で想像以上だ。
「あぁ……っ、お前のこんなにいやらしい顔を見られるなんてな……」
与えてくれる刺激で俺は思わず声が出てしまう。
「や……っ、そんな事言わないで……」
頭を撫でながら言うと、アレクサンドルは恥ずかしがった。
「サーシャ、俺の精子が欲しいなら、口に含みながら手で扱くんだ」
「う……うん、分かった……」
自らアレクサンドルに催促し、それに従順に従ってくれる姿にすぐに達してしまいそうになる。
「んぅ……んん……ッ、んむ……ぅ……!!」
甲斐甲斐しく愛撫してくれるその背中を撫で、そこから下へ下へと手を移動させて大股の先にある秘部に辿りつくと、既に濡れそぼったそこに俺は指を埋めた。
「ん……ぅ、ふぅ……んん……ッ……!!」
柔らかいそこにはすぐに2本の指が収まってしまう。
普段から指を挿れているんじゃないだろうか。
そう思うと堪らなくて、俺は達してしまいそうだった雄をアレクサンドルの口から離していた。
「お前……普段からここを弄って自分を慰めていたのか……?」
「う……うん、いつかミーシャに抱かれる日が来たら……って思って……」
アレクサンドルにそう言われ、俺は身体が一層熱くなっていくのを感じた。
「そう言われたら……すぐに挿れたくなるだろうが……」
「……いいよ、ミーシャの精子、ここに注いで……」
恥ずかしそうにしながらも、アレクサンドルは脚を開いてその秘部が見えるような体勢をとる。
「……辛かったら言って欲しい……」
果たして自分を止められるのか。
確固たる自信はなかったが、俺はその可愛いらしい入口に興奮しきった自らを充てがう。
「うう……っ……!」
ゆっくりと挿れるつもりが、その滑りで3分の1ほどが一気に挿入された。
「大丈夫か……?」
「うん、少し痛いけど、大丈夫……」
俺が額を撫でると、アレクサンドルはその手に口付けてくれた。
「もう少しで全て収まる……」
ゆっくりと腰を進めてアレクサンドルに負担がかからないようにしようと試みるが、途中で俺を欲しがるように締め付けてくるその快感に負け、3分の2を過ぎてからは一気に最奥まで挿入してしまう。
「ぅあ……っ……!!」
苦しそうな声と表情。
それなのに、俺は積年の想いの暴発と何年も味わっていなかった快楽の波に飲まれ、我を忘れてしまっていた。
「……っ……」
それなのに、アレクサンドルは俺の背中に腕を伸ばしてくれる。
「ミーシャ……ぁっ……」
大きな瞳に薄らと滲む涙。
それで少しだけ我に返って、その涙を舌で拭うとアレクサンドルに口付けた。
「あぅ……んん……ッ……!!」
舌を絡めながら同時に腰を揺すると、俺を受け入れてくれている部分は一層俺を締め付けてくる。
堪えられず、俺は一番深いところに精を放ってしまった。
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