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潜入6

 「・・・お前、調子乗りすぎ」  あの人がテーブルから起き上がってしまった。  これは非常にヤバい。  走って逃げることも検討してしまった。  もう、顔が違う。  いつものあの人だ。  抱き寄せられた。  「・・・何勝手に、指まで入れてるんだ、しかもお前、見てるだけでイッただろ」    ズボンをひきずり下ろされ、ズボンの中で果ててしまったそれを掴まれる。  「 あんたが 、いやらしすぎるんだよ」  掴まれて、呻きながら俺は言う。  あんな姿見せられたら、出てしまう。     でも 、次はもっと我慢しないと・・・いや、 もしかしたら出してしまわなければあの人の中に入れたのか。  いや、そんな。  いや、でも、あの流れならイケたのか?    バカ。  俺のバカ。  あの人がみるみるうちに真っ赤になった。   後ろだけでイカされた自分を思い出したのだろう。  「あんた、俺でイッた・・・」    そう言いかけた言葉が続けられない。  あの人が俺の乳首を噛んだからだ。    ビクン、身体が揺れた。  「うるさい・・・黙れ。一言でも、そう言うこと言ったら許さない」  あの人が赤い顔で言った。  だから、心の中で思い出した、俺でイッた顏、反った身体、余韻に震える身体、声。  「何考えてる!お前ふざけんな!」  あの人が怒った。  考えただけで勃起してた。  何考えたのかすぐバレちゃうな。  「・・・記憶から消せ!」   あの人が怒鳴る。    真っ赤だ。  むちゃくちゃ言う。  忘れられるわけがない。    「・・・絶対、忘れない」    俺は言う。  これを言ったら、多分、俺めちゃくちゃこれから泣かされるんだろうけど。  「お前・・・」   あの人は真っ赤になったまま、俺を黙らせるためにキスをした。  そのキスはもう、あの人のキスで。  俺はそれだけでどこかへ連れていかれてしまった。  「ふざけやがって・・・」  あの人が呻く。  今日はいつもより全てがねちっこい。  ダイニングテーブルに寝かされてるのは俺だ。  胸だけでイカされたし、入れてと泣くまで、穴を舐められた。  まだ、指しか入れてもらえない。  指だけで、何度もイカされている。  お仕置きだ。  物足りなさに穴がひくつく。  ここまで、かき回されても、足りない。  奥に欲しい。   「さっきまで、調子乗ってたクセに、今じゃメスだなお前」   そう言われても、そのスイッチの入った身体は止まらない。  でも、さっきのことを思い出して赤くなったのはあの人の方で。  「忘れろ!」  怒鳴られた。  いや、あんたが勝手に思い出して・・・。    俺はそれどころではなかった。  「挿れて、お願い・・・」  俺は強請る。  ここまで追い込まれたら、もう、奥でイカされないとおさまらない。  身体かうずく。  「・・・ちゃんと言えるだろ、おねだりしてみろ」  あの人は俺の髪を撫でた。  「・・・俺の、恥ずかし・・い穴に・・あんたのちんぽを入れて」  俺はもう、何でも言う。   「挿れて突いて、かき混ぜて・・・」  強請る。  欲しくて欲しくて。  「やっぱり可愛いなお前」  あの人は笑った。    セックスは好きだ。  こんな風にあの人が笑うから。  こんな風に剥き出しにあの人が愛しさを剥き出しにするから。  「好きだ」と言うのは俺だけで、あの人は決して言ってくれないし、認めてくれない。  でも、こんな風に笑う。  「・・・可愛い」  ため息をつかれた。  ゆっくりとあの人が入ってくる。  広げられる感覚も、満たされる感覚も、好きだ。  あの人だ。  あの人がここにいる。  「分かってないのはお前だ。・・・デカくなろうが、ゴツくなろうが、僕はお前を抱くからな・・・」  ゆっくりと動かれた。  焦らすように擦られる。  気持ちいい。  喘ぐ。  「・・・僕の身体を好きにさせてやったのもお前が可愛いからだ・・・可愛い。本当に可愛い」  挿れながら乳首を舐められたら 、乱れてしまう。  「あっ、いい」  俺は叫ぶ。  気持ちいい。      

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