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第五章・6
言葉を伸ばすなと言っただろう、とぼやきながら、慎也は改めて悠を抱いた。
「ね、今日からスキン着けないよね?」
「ピルは飲んだか?」
「うんうん!」
じゃあ、生で挿れてやる。
硬く太く勃ち上がったペニスを、慎也は悠の体内に捻じ込んだ。
「は、あ! あぁ、あ!」
待ち構えたように、悠の中は嬉しそうにうねった。
(ねっとりと、絡みついてくるな)
スキン越しとは違う味が、そこにはあった。
「んッ、あ、あッ! あ、あっ、あん!」
慎也の腰突きに併せて、切れ切れの声が上がる。
(慎也さんの、すごい、熱くて! あ、あぁ!)
ダメッ!
イッちゃうぅ!
「はぁ、あ! あぁああ!」
精を吐く間も、容赦なく腰は打ち込まれてくる。
「ちょ、待っ……ッ。あ、ヤだ。また、来るッ!」
何度も小突かれ、精を吐かされ、それでもまだ慎也は悠の中には出してくれない。
「うぅ、くっ。んぁ、あぁ。んんぁ」
「泣くな」
「慎也さんのが、欲しいようぅ」
「さっきから欲しがってばかりだな」
じゃあ、出すぞ。
「え!? 今から!?」
慎也さんってば、自分でコントロールできるの!?
僕、心の準備が、まだ……ッ!
「はぁ、ああんッ! んぁッ! あぁーっ!」
奥の奥に、慎也の硬い先端が当たっている。
そこに、熱い精がたっぷりと塗り込められた。
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