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※触れ合う。

―――同じ男の裸なんかで……    興奮する日が来ようとは夢にも思わなかった… 「んっ……の、ぼる…、ッもっと…、」 「ッ、はっ…、」 浴室で… 妖しく絡み合う二人の頭上からはザァァァー…という水しぶきの音と共に 適度に温度調節されたお湯が降り注ぐ中… 二人は自分たちの髪や顔を濡らしながら全身を伝う水滴を気にする様子もないまま 唇を重ね――荒い息遣いを繰り返しながら互いの口内を貪り合う… 「は、ンッ…ン…、んぅ…、」 「ッ…あおい…、、」 重なり合う唇の隙間からは 時折(なま)めかしく(うごめ)き… チロチロと絡み合う赤い舌が覗き―― 向かい合って密着する二人の中心では隠しきれない二人の興奮の証が 緩く立ち上がりを見せながら水滴と先走りで濡れそぼり… 密着する二人の間で上同様… まるでキスでもするかのように互いのモノが時折軽く擦れ合う… 「ッ、」 ―――こんな…っ、    同じ男のモノが俺のに触れるなんて…    考えただけでもゾッとするような状況なのに…    なのに俺は――    興奮している…    自分でも信じられないくらい    葵に……、 「っ…」 信が自身の心境の変化に戸惑いを見せる中… 葵の指先がそっと信の一物に触れ… 「ッ、葵…っ、」 「…約束したでしょ…?のぼる……  ね……俺のも触って…?」 「ッ…」 躊躇いがちに信のモノに触れた葵の指先は―― その形を確かめるように根元からツゥ~…と竿の裏筋をなぞり… そのままゆっくりと先走りを溢れさせる亀頭の先端に辿り着くと 葵は手の角度を変え… 緩く立ち上がっている信のモノを優しく握ると―― その手をゆるゆると上下に動かし始め… 「ッ!葵…っ、、ちょっとま――」 「だめ……、ンッ…信も触って…?    俺と同じように…、ふ、ぁ…、俺のに…、ッ、」 「ッ、」 信の耳元に…熱い吐息と共に囁かれた言葉に後押しされ… 信は視線をチラリと下に落とす… するとそこには自分のモノを卑猥に扱く葵の手と同時に 自分のモノと同じく緩く立ち上がりを見せている葵のモノも見え―― 「…ッ、」 ―――…なんで……こんな…、 自分のモノよりも小ぶりで色も薄く… まだ未熟さを漂わせるものの―― それでも誰の目から見ても自分と同じモノにしか見えないソレに 信は嫌悪を抱くと思いきや… 先端からは薄い蜜を滴らせ… 小さく震えながら濡れそぼるソレが 信の目にはとても同じモノに思えないほど煽情的に見え… 「………」 信はコクン…と喉を鳴らし… まるで吸い寄せられるかのように葵のソレにそっと手を伸ばす… ―――同じ男のモノなんて……    死んでも触りたくねーと思っていたのに… 「、ぁ…」 信の手が――葵の濡れるソコに触れ… 葵が小さな声を上げながら一瞬ピクッ…とその身体を震わせると 再び熱い吐息と共に信の耳元に唇を寄せ… 「ッ…そう…、ンッ…そのまま…触って…?のぼる…  は、ぁ…、っ俺を…、、感じて…、」 葵の手が――ヌチヌチと音を立てながら大きく大胆に信のモノを扱きだし… 信もぎこちなくではあるが親指の腹で根元から笠にかけ… ゆっくりと裏筋を擦るように葵のモノを扱き始め… 「くッ……葵…、ッ、」 「っのぼる……はッ…ンッ…のぼる…っ、」 ―――まさかその俺が――    こうして同じ男のモノを扱く日が来るとはな… 密着し…互いに相手の良いトコロを文字通り手探りな状態で探り合いながら… それでもその手はもどかしくも徐々にその動きを速めていき… 「っ葵…ッ、ンッ…く…、これで…、ッ、…いいのか…?」 「あっ…あっ…いいっ!ンッ…すごく…きもちいい…っ、、    ね……のぼるは…?はっ…ン…信はきもち…、いい…?」 「ッ…ああ…、」 トロン…とした笑みを浮かべ… ぎこちない手つきで信のモノを扱きながら 信を見つめる葵のその表情はとてもあどけなくて… 「気持ちいいよ…」 「フフッ…、よかっ…たぁ~…  ね…、ン…ふ、ンッ、、…ちゅー…して…?」 「ん…」 二人の頭上からシャワーが降り注ぐ中… 二人は再び唇を重ね―― 夢中になって互いの口内を貪り合いながら 一方で忙しなく互いのモノを擦り合う… そうしていくうちにどんどん互いの手の動きが速くなっていき―― 「あっ、はぁッ、、ンッ……のぼる…、ッ、のぼる…ッ、」 「ンッ…くッ…、ヤバイなコレ…、ッ俺ももう…っ、」 絶頂間際…二人が一際大きく互いのモノを擦り合わせると 二人の鈴口からはほぼ同時に白濁とした液が勢いよくピュクピュクと溢れ出し… 互いの腹をベットリと白く汚すが―― すぐにシャワーが肌を伝う白を洗い流し… 「………」 「………」 二人は放心状態のまま… 暫くシャワーの下で息を切らしながら緩く抱き合う… そんな中…不意の葵の手が信の頬を包み込み… 信の顔を持ち上げながら自分のおでこを信のおでこにくっつけると 至近距離で信の目を見つめながら口を開いた 「信……初めて…?」 「…なにが…?」 「自分以外の男の人のモノ触ったの…」 「ッ!?当たり前だろうっ!?  誰が好き好んで自分以外の野郎のモノなんかに触るかよっ…」 「じゃあ……俺のが初めて…?」 「ッ…なんか……言い方に語弊がある気がするが――まあ…そうだな。」 「フフッ、そっかぁ~……じゃあ俺が信の初めてもらっちゃったのかぁ~…  ンフフ…なんか嬉しい…!」 「………喜んでもらえたようで何より。」

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