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第75話
「あぁ……やぁ……ガーシュ、ガーシュイン! 激し……いっ」
「ここか? サナ。お前が一番好きな場所は」
「ひっ……あぁぁ……」
腸壁の最奥をグンッと突かれて、サナは快楽の涙が溢れる瞳を見開いた。
「だめだ! そんなにされたら……あぁぁああぁっ!」
サナは頭を左右に振りながら、三度目の果てを見た。
果てを見たといっても、今回は射精せず、後孔だけの快感で絶頂を極めてしまった。
「サナ……お前は、本当に美しいな。さぁ、自らの手で、乳首を弄ってくれ」
優しく腰を揺すりながら、サナの呼吸が整うのを待って、ガーシュインはにこやかに口にした。
「そうしたら、お前はもっと興奮するのか?」
自分が乱れれば乱れるほど、ガーシュインが雄を大きくすることを知っていて、サナは甘えたように訊ねた。
「あぁ。俺は、お前が自慰をするのを見るのが好きだ。自分で性器を弄れるか?」
「もう、処女じゃないからな。お前が望むように弄ることができるぞ?」
「そうか。じゃあ俺を咥え込んだまま、乳首と性器を弄ってくれ。俺を楽しませるようにな……」
「わかった」
サナは催眠にでもかかったように瞳をとろりとさせると、自らの右手でペニスを握り、左手で乳首をそっと摘まんだ。
「あ……あぁ、ガーシュイン……ガーシュイン……」
今、自分を抱いている男の名を呼びながら、サナはまた芯を持ち出したペニスを扱き、赤く熟し、てらてらと涎で光る乳首を引っ張るように刺激する。
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