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第153話◇
「…な、この話また明日する。――――… 優月、ベッドいこうぜ?」
ぎゅ、と抱き寄せられて、そう言われて。
もう。頷く以外できない。…もともと、拒否る気なんか、ないし。
一緒に、ベッドに来て。
ドキドキしてる中、キスされて。
「…んん…」
めちゃくちゃ深くキスされたまま。
枕の上に倒される。
キスに頭が真っ白になってる間に、胸を弄られて、さらに体温があがる。
真上に玲央が居て、めちゃくちゃキスされてると、舌で絡んだ唾液が流れてきて、何度か、飲み込む。でもうまく飲めなくて、口の横を流れて。正直、息するだけで、精一杯だし。
――――…なんか…
涎、たらしてるみたいで、恥ずかしすぎると、思っていたら。
玲央が、ふっと気付いて。 濡れたその部分を舌で舐めあげた。
「ひゃ…」
ぞわっとして。
――――…玲央がよく舐める、首や耳や顎とか。とにかく色んなところ。
絶対、普通の男は、舐められたことないんじゃないかと思って。
だって女の子って、そんな、しない…と思うんだけど。
…なんか、オレ、こんなところで、こんなに、ぞわぞわ感じて、なんか段々そこまでが気持ちよくなってきて。
気持ちいいで埋め尽くされた頭の、すごく端っこの方で、これで良いんだろうかと、ちょっと悩む。
「…んん……ぅ、ん……ッ…」
悩むんだけど――――… 玲央に触れられてると、すぐ、何も考えられなくなる。
玲央のキスって。なんで、こんなに気持ちいいのかな?
…なんかもう…――――… いつもキスだけで、いっぱいいっぱい。
「…ん、ふ……っ…」
絡め取られた舌が、ゆっくりと外される。
でももう、気持ちよすぎて、動けなくて。舌しびれたまま、戻せないままでいると。
ふ、と笑った玲央の指が、舌に触れた。
「っん? …ン、ぁ…っ…」
ぐちゅ、と指二本、口に差し込まれてしまって。中で、舌をいじりながら、好きに動く。ついていけなくて、顔を背けたら、耳に舌を入れられて。
「…ひぁ…っ……っ …」
びくん!と体が震える。
くっと、耳の中で、笑われる。
「…かーわい、お前…」
そこでしゃべんないで、と言いたいのだけれど、口に入れられた指で、何も言えない。出るのは、くぐもった、喘ぎだけで。
「…っ…ん…ん…っ」
「――――……は。… ほんとに、すぐトロトロな顔…」
耳から舌を外して、顔を正面に戻した玲央に、ふ、と笑われて。
かあっと赤くなる。
まだ舌、指で触られてるままだし。恥ずかしすぎ……っ
舌の裏側、指で、つ、と撫でられて。
「…んっ」
ぞわっとした強い感覚に、足まで震えた。
「――――……感じやす…」
クスっと笑ってそう言いながら、玲央は指を口から外した。
同時に、またキスされて、舌を絡め取られて、吸われる。
「――――……っ…は……ンン…」
涙が滲む。顔、熱い。 舌、熱すぎて、溶ける。
もうこれ以上気持ちいいなんてない、と思ってしまう。
不意に玲央が、いつの間にか反応していた中心に、触れた。
「なんでこんな、硬くなってンのかなあ…?」
「――――……っっ」
「――――……まだキスしか、してないんだけどなー… ああ…少し乳首、さわったけど…」
「…~~~~っっ…」
…そうだけど…っ…
確かに言っちゃうと、そう、なんだけど……… っっ
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