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第155話◇

 キスされて、触れられて、何度も、イかされて。  玲央の、これって。  ほんと、優しいけど――――…… 容赦が、ない。  普通に気持ちいいをはるかに通り越して。  ……気持ちよすぎるって、それはそれで、結構大変、で。 「……ん、ん……っ……」 「――――……優月のサラサラんなってきた」 「……っ……」 「いっぱいイッてるもんな……」  出したばかりのそれに、ちゅ、とキスされて。  びく、とまた体に力が入る。    ……っ……裸の下半身の方に、めちゃくちゃカッコいい人が、ずっと居るって。なんか、もう無理……。  恥ずかしすぎて、もう、死にそう。 「……大丈夫か?」  クス、と笑う玲央は少し体を上げて。  やっと、上に上がってきてくれた。  むぎゅ、と首に抱き付く。 「……ん?」  もう、下に行かないで、と思いながら、ぎゅーーと抱き付いていると。  玲央は、クスクス笑いながら、頬にキスしてくる。 「……お前、ほんと――――……エロいなー……」 「……っ」 「……かわいーし……」  舌がまた絡んで。   玲央と会って、もう、どのくらいキスされたんだろうって。  ほんと、もう……玲央……キス魔すぎ……  …………大好きだけど。  ……エロいとか。可愛いとか。  ……全然真逆なんじゃないかと思うようなことを、最中も、何回も言われて。もう……。セリフだけでも、めちゃくちゃ恥ずかしいし、もう無理。オレ。 「後ろ、慣らすから、頑張って」 「……っ……」  無理。て思った瞬間、唇の間でそう言われて。  またすぐキスされる。 「優月、ちょっと腕緩めて」  クスクス笑われる。  ――――……玲央が動かないようにしがみついてるのが、バレたかな……。  少し動いた玲央に、またキスされる。 「――――……ん……」  キスされて。  真っ白になりながら。  玲央が使うローションの蓋を外す音と。手に馴染ませる音が聞こえる。  脚、開かされて。  玲央の手が、そこに、触れる。  ぬる、とした感触。 「……っ……ん……」  舌は絡め取られたまま、少し強張った。  そしたら、玲央は一度そこから手を離して、その手でまた前に触れた。 ぬるぬるする手で、擦られて。  ――――……あんなにイったのに、すぐ、反応しちゃうし……。 「……ふ、……っん、……」  気持ちよすぎて、気が遠くなって。  ――――……なんか、よく分からないうちに、後ろ、指が入ってきてて。 「……れ お……」  ギュと抱き付く。 「――――……どう? 気持ちわるい?」 「……っ……ゾワゾワ、する」 「……気持ちイイってこと?」 「…… わかん ない……」 「んー…… なあ、優月。俯せんなって、腰上げて」 「……っ?」  一瞬にして脳裏に浮かんだ姿勢に。  やだ。  ……絶対やだ、とプルプル首を振っていると。  玲央はクスクス笑った。 「いーから。な?」  ちゅ、とキスされて、なんだかうまくころんとひっくりかえされ。  腰、浮かされた。 「――――……玲央……これ恥ずかしすぎ……」 「大丈夫。 尻、すげえ綺麗だから」 「なななな、なにそれ…… 余計はずかし……」  顔に血がのぼる。 「だって、毛生えてないし。白いし。ごつごつしてねーし」 「――――……っっ……」  うわーん、無理ー……!! 「良い子だから、枕抱いて我慢してな?」  ちゅ、と背中にキスされて。 「………っ……っ……」  言われた通り、枕を抱き締めてみる。  ……でも恥ずかしさは変わらなくて、我慢できる気、しない。  どうしよう。  ……恥ずかしすぎる。

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