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第567話◇※

 それから。  めちゃくちゃたくさん、キスをした。  触れられて。舐められて。  もう気持ちよくて、喘ぐしかできないくらいに、されて。  何度か分かんない位、イって……。  何されても気持ちいいって……なんなんだろうって思いながら、もう、ずっと、玲央に、好きにされてる感じ。  泣かせていいか聞かれたけど。  ……もう。本当にかけらも余裕がなくて、涙、潤みっぱなしで。視界が霞む。 「……っ……ン、ぁ……」  さっきから、中、ずっと、指でされてて。  もうずっと体熱くて気持ちよくて大変なのに、玲央がずっと弄ってて。 「……ぅ、ん……ふ……ッ……」  どうして中、こんな、気持ちいいのかな……。  少し前まで、こんなとこに触れられるとか、考えもしなかったのに。 「……ん……っ……ぅ、ン……」  キスされたまま、中の気持ちいいとこ、緩く、刺激され続けて。  声が、抑えられない。 「……っんん……っ……れお、あの……」 「……ん?」  唇の間で、玲央が声だけ出す。けど止めてはくれないし、変わらず、キスされて。 「……ん……あ、……の……」 「ん……?」  舌を奪われて、中、指で擦られて、目の前が白くなる。 「……っ……ンん、あ……っ……」  なんかこれ――――……これだけで、オレ……やば…………。  足、びくん、と震える。 「……ぅ、ン……あっ、待っ……」 「――――……」 「待っ――――……イッ、ちゃ……」  ゾクゾクしたものが駆けあがってきて、真っ白になって――――……。 「待って、待っ――――……ん……ッ……っあ……」  焦って、玲央の手、止めてもらおうとするのだけれど、間に合わなくて。  意図せず、びくん、と体が震えて――――……全身に、力が、入る。 「……っふ、あ……ッ」  真っ白になって――――……耳鳴りまで、するみたいな。  玲央にぎゅう、としがみついてたけど、ちゅ、と頬にキスされて、ふと、気づいた。 「――――……っ……」 「……後ろで、イけた?」 「……ん、ん……っ?」 「……ぽいかな?」  ふ、と笑んで、玲央がちゅ、とキスしてくれる。    「汗すごい……」  ぺろ、と額をなめられて、ぎゅ、と目をつむる。 「中、ヤバい――――…すごい締め付けてる」  顔に、チューチューいっぱいキスされてる間に、中から指が引き抜かれる。  もう体、熱くて。ドロドロに溶けてるみたいで。  涙が滲んで、零れてく。 「……玲、央、オレ……」 「ん? ……つか、涙すごいな……」  クスクス笑いながら、目尻をなめられて、それから少し離れて腕を伸ばしてる玲央を見上げる。何かを、手に取ってすぐ目の前に戻ってきた。 「優月、平気……?」  そんなことを言いながら、玲央は、ゴムを口に持ってく。そのまま、いつもみたいに、開けようとしてるけど。  ……なんかもう。  目の前で、少し、下を向いてる、玲央の睫毛が長くて。  なんだか、すごく、色気が――――……。  これ、オレが感じるんだから、もう、よっぽどなんだと思うんだよね、玲央が、色っぽいのって……。  ドキドキしすぎて、心臓が…………。  今からすること、考えると。  ……もうなんか……いっぱいいっぱいすぎて、どうしてたらいいのか、分からない。  なんかオレ……何でこんなカッコよすぎる人と、こんなこと、してるんだろうと、  またまた、もう、これ、何千回も思ってるような気がしてくる……。 (2022/10/15) ◇ ◇ ◇ ◇ 今日のブログ「素敵なイラスト&今後について&SS♡」 更新してます♡ よかったら。 https://fujossy.jp/notes/32141

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