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あの夜の出来事④

Sub space(サブスペース)を垂れ流しながら誘惑される以上、Domの眞門の精神も正気ではいられなくなった。 「それじゃあ、星斗、Attract(私をもっと本気にさせなさい)」 「!」 星斗は眞門を見つめたまま股を大胆に開き、右手を股間に伸ばすと大きく形を変えた自身のペニスをいじってみせた。 そして、ゆっくりと左手の親指を自分の口の中に咥える。 「見て・・・俺のここ・・・知未さんを欲しくてこんなにしてるところ・・・」 「ああ、見てるよ」 「ああーん、早くキスして・・・っ、口も・・・あそこも・・・ここも・・・早く、めちゃくちゃくにして・・・早く・・・っ」 星斗は何かを欲しがる仕草の様に親指を咥える。 眞門は思わず、息を飲んだ。 「ああんっ、ダメ・・・知未さん、そんな瞳で見ないで・・・っ、恥ずかしいけど、興奮する・・・嬉しい・・・嬉しいっ、もっと見て・・・っ、ああーん、イッちゃう・・・っっっ」 「!」 眞門は急いで後部座席に乗り込むと扉を閉めた。 そして、股間を弄る星斗の右手を押さえこんだ。 「誰が射精(イッて)良いなんて許可を出した?」 「ごめんな・・・さ・・・」 星斗が全てを言い終わる前に、今度は眞門から星斗に熱烈な口づけを始めた。 「いいかい、私との行為がイヤだと思ったら、『知未さん、ストップ』って言うんだよ。それが私たちのSafe word(セーフワード)だからね 」 眞門は星斗にSafe word(セーフワード)の設定を告げると、星斗の口内に舌を侵入させ、星斗の呼吸が出来ない程の激しい口づけを始めた。 ※  ※ 高速道路の非常駐車帯に駐車したままの眞門の愛車の横を猛スピードを出した車が何台も通り過ぎていく。 その際の風速を眞門の愛車は振動として何度も伝えるが、後部座席で愛欲に耽る星斗と眞門には伝わらなかった。 人に見られてしまう危険性も罪に問われてしまう可能性も、ふたりには、もうどうでも良い事だった。 そこは、ただ、二人の世界のためにある場所に変わっていた。 眞門の大きくしたペニスを星斗が口いっぱいに咥え込んでいる。 「どう・・・? 満足した・・・?」 眞門が吐息交じりで訊ねる。 「・・・まぁだ・・・」 「おいしいの?」 「おいちぃ・・・」 眞門はゆっくり星斗の頭を掴むと、そのままぐっと抑え込んだ。 眞門の大きく変形した分身が星斗の口内の奥、喉元を犯す。 「!」 数秒、眞門は星斗の頭を押さえこむ。 そして、解放する。 さすがに苦しくて、星斗は眞門のペニスを口の中から解放した。 「苦しい?」 と、眞門。 「・・・苦しい・・・でも、何されても良い・・・」 と、星斗はウルウルさせた瞳で答えた。 眞門はとても愛おしくなった。 こんな従順すぎるSubは初めてだ。 今すぐに抱きたい衝動に駆られる。 「Come(ここにおいで)」 眞門は星斗に自分の太ももの上に座る様に命令した。 星斗はCommand(コマンド)に素直に従い、扉を背もたれにして寝そべる様に座る眞門の太ももの上に跨る様に座った。 「・・・ああぁぁ~~ンっ、ダメ・・・そこ、ダメ・・・っっ!」 星斗が座ると同時に、眞門の右手が星斗の尻の恥部をイジメ始める。 「なにがダメなの?」 「そこ・・・はじめて・・・っ」 「使ったことないの?」 「ないっ・・・」 「じゃあ、イヤ・・・?」 星斗は眞門を見つめた。 やっぱり、眞門が欲しくてたまらない。 まだまだ欲しくて全然足りない。 「俺を離さないって約束してくれる?」 「ああ」 「俺をいっぱい溶かしてくれる?」 「ああ」 「じゃあ、知未さんの好きにして」 星斗のその言葉とも共に尻の恥部をいじる眞門の手が激しくなった。 「あぁ~~っン! そんな激しいのダメ・・・っっっ!」 星斗の尻の恥部に向かって、眞門の中指と人差し指が激しく何度もピストンを繰り返す。 眞門の口元が星斗の右乳首に行くと、眞門は星斗の乳首を舌を使って弄び始めた。 「・・・あああぁぁーーーっっっ!」 星斗は悦びの声を上げる。 「ああーーンンンっ、こんなの・・・初めてっ! あっ、あっ、ああーーっ、気持ち良い・・・っ!」 眞門は星斗の乳首を口の中で吸い上げながら、尻も2本の指で激しく責め続けた。

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