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敗者のお仕置き③
「星斗のことが気になって、ボウリングに全然集中が出来なかったよ」
「・・・・・」
「隣のレーンに女性のグループがいたでしょ?」
そう言えば、そんなグループがいたような・・・。
けど、眞門さんのやる気のないプレーが気になって、他のことなんて何にも気に留めてない。
「あのグループの中にね、Domがいたんだよ。星斗を見て、凄く興奮してたよ。だって、お仕置きして欲しいって顔を星斗がずーっとアピールしてるからさ・・・」
そんなの、全然気づかなかった・・・。
てか、俺は必死で隠してたつもりだったのに・・・。
「星斗に首輪がついてたから、手を出してこなかったんだろうね。もし、この首輪がなかったら、どうなってたのかな・・・」
眞門は、星斗のピンクの首輪を軽く撫でた。
「星斗は女性のDomにモテるね。可愛い顔してるからかな・・・」
そう言うと、首輪を撫でていた手は星斗の顔をへと移り、星斗の頬を優しく撫でた。
と、今度は豹変したように、星斗が着るカジュアルシャツのボタンをいきなり引きちぎって、上半身の肌も露出させた。
「!」
星斗は驚いた。
こんなに怒りを表に出す眞門は初めて見たからだ。
けど、それと同時に、今から眞門にどんなお仕置きをされるのか、そんな興奮も高まっていく。
「ボウリングで俺が負けたのは星斗が悪いんだからね。負けるの、大嫌いなんだよ、俺。星斗は知ってるでしょ? なのに、ゲームを早く終わらせなきゃって思って・・・」
「!」
眞門は星斗の左乳首を口の中に含むと、あえて少し強く吸い込んだ。
「すごい嫉妬した。星斗はパートナーの俺よりも、その他大勢の奴らに恥ずかしい自分を見せたいSubなのかなって・・・前回の公園でのスパンキングも凄く悦んでたしね」
「・・・そんなことは!」
「Sh 」
星斗はすぐに口をつぐんだ。
「今夜のお仕置きは星斗の大好きなスパンキングは止めて、乳首にしようかな・・・」
眞門は左の乳輪あたりを小さく噛んだ。
「・・・あっ!!」
星斗は思わず、声を上げた。
痛かった。
多分、噛み痕がついたはずだ。
でも、それが、なぜか嬉しい。
「その方が今夜はお仕置きになるよね」
眞門は星斗の右の乳首に移動すると、星斗の右の乳首を口の中に含んで吸い上げる。
「・・・あーーんっ!!」
星斗から吐息が漏れた。
眞門の両手がそれぞれの星斗の乳首を優しく摘まんで虐める。
その虐めに反応するように、平坦でいた星斗の両乳首が小さく立ち上がった。
それが分かると、眞門は右の乳首を歯で挟み、優しく噛んだ。
「ああんーーーっ!!」
星斗は思わず悦びの声を上げた。
痛い。
痛みしか感じない。
でも、その痛みで眞門を喜ばせて、許しをもらえるなら、嬉しくてたまらない。
「星斗。虐めて欲しいなんて顔を見せていいのはパートナーの俺だけ。分かったかい?」
「はい」
「これからは、どれだけ興奮してても人前ではきちんと隠す」
「はい」
「じゃないと、この首輪は一生外してあげないよ」
「・・・はい」
星斗はなぜか、とても嬉しかった。
眞門から『一生、首輪を外さない』、そう言われて、素直に嬉しかった。
この首輪を外す為に、眞門に期間限定のパートナーになってもらったはずなのに、そんな矛盾も気にならないほど嬉しかった。
「星斗が素直に約束してくれたから、ご褒美をあげなきゃね。ご褒美は何が欲しい?」
「もっと・・・もっと俺を躾けてください。知未さんの言いつけを忘れないように。きちんと守るように。
俺の体にその印をいっぱい付けてください」
「分かった・・・今日は聞き分けの良い子だね。それでこそ、俺のSubだ」
星斗はやっと褒められた気がして、凄く嬉しかった。
そして、眞門のお仕置きが始まる。
そう思うと、興奮が抑えきれなかった。
眞門は星斗の左乳首を口の中に含むと、思いっきり吸い上げた。
「あああーーーっンン!!」
星斗が一番の悦びの声をあげた。
その声に今度は眞門が興奮を抑えきれなくなったのか、取り憑かれた星斗の体にあちこちと痕を残していった。
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