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イヤな予感はどうして当たってしまうのか?

「ハアー」 星斗は思わず大きなため息をついた。 臨時のバイト先である、おばの洋食店のディナータイムの営業が終わると、星斗は真っ先にスマホにメッセージが届いているかどうかを確認した。 【出張があるので、今週末はごめんなさい】 それが眞門から返信されていたメッセージだった。 イヤな予感はしたんだ・・・。 星斗は心の中で呟く。 この週末、眞門から初めて会う約束をもらえなかった星斗。 いつもは帰り際に、眞門から来週末に会う約束を取り付けていた。 それが二人の間では当たり前となっていたからだ。 しかし、前回の帰り際に眞門からの誘いの声は掛からなかった。 その時、星斗は若干の不安を覚えた。 その後、改めて、眞門から誘いの連絡が来るかと待ってはみたが、やはり、眞門からの誘いが来ることはなかった。 しかし、星斗は会いたさを募らせていた。 連日のバイト先でのハードワーク。 それを乗り切れる理由は、眞門に会える楽しみがあったからこそだ。 星斗は勇気を出すと、初めて、自分から『週末に会ってくれませんか?』と、スマホのメッセージアプリを使って眞門を誘ってみた。 しかし、届いていた返信は【出張があるので、今週末はごめんなさい】だった。 本当に出張なのかな・・・。 俺、完全に嫌われた気がする。 イヤな予感がしてたんだ。 だって、眞門さん、次の日も全然機嫌が直ってなかった。 ずっと難しい顔を浮かべてた。 星斗はまた、大きなため息をついた。 そんなにイヤだったんだな、明生を褒めたの。 そうだよな、俺だって、イヤだもん。 眞門さんが俺より他のSubを可愛いとか言って褒めだしたら・・・。 泣く。 マジで泣く。 可愛く産んでくれなかった両親をマジで恨む。 ハァー、てか、眞門さんが他のSubを褒めてるのを想像しただけでも少し泣けてきた・・・。 「俺、確かに眞門さんを傷つけたな・・・今度会ったら、もう一度ちゃんと謝ろう・・・」 そう反省していると、星斗は急に寂しくなって、思わずピンクの首輪に触れた。 この前の夜は激しかったな・・・。 Subの体って、あんなにお尻でイケちゃうくらいの不思議な体で生まれて来てるんだな・・・。 星斗は前回の眞門との夜をそう思い出すと、初めて知ってしまった自分の体の痴態に照れて、頬を赤く染めた。 俺、結構頑張ったんだけどな・・・あれじゃあ、許してもらえなかったのかな・・・。 まあ、俺もその分、気持ち良い思いはしたんだけどさ・・・。 星斗はやっぱり、この週末も眞門に会いたいと思いを募らせる。 ・・・てか、俺、こんなんでどうすんだ・・・? マジでこの首輪を外された時、俺はどうなるんだ?! その時までにはちゃんと独り立ちできるSubになっておかないと、眞門さんに迷惑かけるじゃないか! 星斗は弱くなりかけた心を振り払い、何とか奮い立たせようとした。 が、 「・・・ハァー。ダメだ・・・恋しい・・・眞門さんに会いたい・・・俺、こんなんで、眞門さんから本当に離れられるのかな・・・」 と、すぐに弱音を吐いた。 Subって厄介な生き物だ・・・Domが居てくれないと思うとこんなに弱気な生き物になるなんて。 ・・・いやーーーっ、そうじゃないだろうっ、星斗っ! 俺を待ってくれている運命のDomがいることを忘れるな! 俺がSubに生まれてきたのは、そのDomと出会う為なんだ。 眞門さんがそう教えてくれただろう。 だから、眞門さんは仕事が忙しくても俺に付き合ってくれているんだぞ。 俺は眞門さんの為にも強くならなきゃ、そうじゃなきゃいけないだろうっ! 星斗は自分を戒めると、再び奮い立たせた。 「よしっ!」と、気合を入れる様にわざと声に出すと、星斗はこの週末は働かせてもらおうと店主であるおばの美代に頼むことにした。 星斗は眞門に会えない寂しさを仕事をすることで解消しようと考えた。

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