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最低なSub

「これ以上、浴室にいるとのぼせるから場所を変えようか」 眞門はそう提案すると、泡まみれだった星斗の体をシャワーで洗い流し、浴室から出ると星斗の濡れた体の水滴をタオルで優しく拭き取った。 灰色の瞳に染めたままで、鼻歌交じりに星斗の濡れた体を嬉しそうに拭く眞門に、眞門の意図を理解しようとしていた星斗の思考はどこかに消え失せていた。 眞門さんは間違いなく、さっきの雷で完全にイカレてしまったんだ。 眞門が放つ恐怖のGlareを長時間浴び続けたせいもあるのか、星斗の抵抗する気持ちはどこか諦めの気持ちへと変わっていた。 星斗の体を拭き終わると、眞門はまた星斗を大事そうにしてお姫様抱っこをする。 「行こうか」 そう言うと、星斗を抱いたまま、眞門は寝室に向かった。 星斗を寝室のベッドの上に降ろすと、眞門からKneel(お座り)のCommandが出された。 星斗は当然、その場でペタリ(=俗称、アヒル座り)と座り直した。 「good boy(お利口だ)」と、そう言って、星斗の顎をクイっと持ち上げると、口づけをする眞門。 今度は優しいキスだった。 星斗はとろけそうになった瞳で眞門を見つめた。 眞門は軽く微笑むと、どこから取り出したのか、手錠を手にふたつ持っていた。 星斗の後ろに近づくと、眞門は星斗の右手首と右足首を、左手首と左足首を、それぞれ手錠を使って施錠した。 えっ、なんで拘束・・・? 恐怖のGlareとCommandを使えば、俺のことを好きに支配できるのに。 現に今だって、俺は何も話せないんだし。 星斗は眞門の取った行動にまた戸惑った。 眞門は星斗の背後に腰を下ろした。 「星斗に暗示をかけてる間はこのGlareをずっと使っていなきゃいけないんだ。 そんな中でCommandを二つ三つ重ねてくると、さすがに体力が持ちそうにないんだ。 ごめんね。 道具を使うなんて邪道だよね。 俺は道具を使うのが好きじゃないんだ。 大好きなSubぐらい道具を使わずに気持ち良くしてあげたいだろう?」 眞門は言い終わると、星斗の頭を優しく撫でた。 「けど、道具で体の自由を封じられると、Commandでは味わえない興奮も覚えるはずだよ。 今夜ぐらいは味わってみても良いよね・・・」 「・・・・・」 それ以前にどうやって、こんな状況で興奮しろって言うんだっ。 星斗は眞門を憎々しく思った。 眞門が背後から星斗を優しく抱きしめた。 「どうしたの? さっきからそんな硬くして・・・俺と勝負するのが好きだったろう? 楽しもうよ」 眞門が星斗の顔を覗き込んだ。 星斗は不服な顔を浮かべた。 だって、どうせ、俺が負けるんだ。 今までだって、俺が勝てたことなんて、ほとんどなかったじゃないか。 眞門さんは、負けない勝負はしない。 勝てると分かってるから、言ってきたんだ。 だから、俺は・・・もう詰んでる。 星斗はどこかで覚悟のようなものを決めていた。 眞門は星斗の左の脇の下から自身の左腕を、右の脇の下から右腕をそれぞれに侵入させると、星斗の平べったい胸を摩る様に触り出した。 そして、星斗の両乳首を親指と人差し指それぞれで同時に軽く摘まんで、そのまま思うように乳首を虐める。 ・・・ああっ! 星斗が吐息のような声を思わず洩らしながら、反応するように体をピクッ!とのけ反らす。 「星斗は乳首が弱いから、今夜はここを開発して、言わそうかな? 男の乳首に意味がないなんていう医者がいるけど、あれは嘘だよ。 男の乳首は乳首だけで射精()けるように開発できるんだよ・・・」 そこまで言うと、眞門は星斗の乳首を時に摘まんだり、時には優しくなぞったりしながら虐めた。

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