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目が覚めたら・・・②
「星斗」
眞門が突然、熱い眼差しを星斗に向けてきた。
「はい」
「Come 」
「はい・・・」
星斗がCommandに素直に従い、ベッドに入ると、眞門が後ろから突然抱きしめてきた。
「!」
眞門が耳元で囁く。
「どんな、ひとりエッチしてるの?」
「え?」
「おかずは何?」
「おかず、ですか・・・?」
「星斗、Say 」
「・・・・・」
「Say 」
「・・・妄想・・・です」
「妄想? エッチな動画を見るとかじゃなく?」
「・・・はい」
「どんな妄想? Say 」
「・・・知未さんに・・・」
「俺に?」
「後ろから、その・・・ねちねち犯されまくる・・・みたいな・・・」
「あー、なるほど・・・」
そう言うと、眞門は自分の股間を星斗の尻に押し当てた。
「!」
「Subは好きだもんね、下品に汚されるの・・・」
「・・・・・」
「そうか、星斗は普段、そんなイヤらしいことを想像して、ひとりで楽しんでいたのか・・・しかも、その相手が俺だなんて、それはちょっと嬉しいな・・・」
「・・・だって・・・」
「ん?」
「知未さん、いつも騎乗位でしか抱いてくれないから・・・」
「ああ、それは気づいてやれなくてごめんね。不満にさせてたのか・・・。
俺は騎乗位が大好きだからさ、ついね。いつの間にか、Subが自分で腰振り出す姿が好きでさ・・・星斗も、そうでしょ? この前も俺の上に跨って、自分でいっぱい腰振って、自分でイッたでしょ?」
「あれは・・・だって、知未さんがエッチな俺をいっぱい見せろって命令を出したからじゃないですか・・・」
「うん、だから、あの夜の星斗はすっごく可愛かったよ」
眞門は星斗の額に軽くチュッと口づけする。
そして、いつの間にか大きくしている己の股間を星斗の尻にまた押し付ける。
「!」
「じゃあ、正直に教えてくれたから、ご褒美をあげなきゃね」
星斗の耳元で囁く眞門。
「え?!」
「俺に後ろからめちゃくちゃにされてみたいんでしょ?」
星斗は素直にコクリと頷く。
「じゃあ、俺が会社から帰ってくるまで、お利口にして待っててね。ちゃんと体を綺麗にして俺の帰りを待っているんだよ」
そう言うと、眞門は何事もなかったかのようにベッドから出た。
「・・・え、そんなっ、ご褒美は今くれるんじゃないんですか?!」
「そんなことしてたら、俺、会社遅れちゃうもん。だから、お利口にして待っててくれたらね」
そう言うと、星斗の額にまた軽くチュッと口づけして、眞門は寝室を出て行った。
・・・そんな、夜まで待てだなんて・・・ホントにいじわるなんだから・・・でも、今夜のご褒美はついに・・・後ろから。
「・・・・・」
・・・ん? イヤ、違うっ、違うぞ、そうじゃないっ! チンコの首輪問題をすり替えられただけじゃん!
やっぱり、とんでもないイジワルをしてくる確信犯だーっ!
「知未さんーーーっ! 誤魔化さないで、このカリ首輪の外し方を教えてくださいよーっ!!」
と、星斗は急いでベッドから飛び出ると、Sub性がそうさせてしまうのか、眞門にイジワルされることにどこか喜びを感じて、眞門の後を追いかけた。
Domの眞門に愛されてるからこそ翻弄される、Subの星斗の日々がまた始まった―。
終。
・・・目が覚めたら、今度はチンコに首輪がついてあった件について。に続く?
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