215 / 311
ありえないお仕置き②
「じゃあ、俺が教えてあげようか」
眞門は星斗の耳元で優しく囁く。
「Say 」
眞門はCommandを使って、強引に自供を促す。
「・・・ヤダっ・・・ヤダっ、誰にも聞かれたくないっ!」
Commandの力に抵抗しようと、星斗は内なる声を叫び。
「星斗、Say 」
眞門は再度、Commandを使って、強制的に星斗の心の奥底にある本音を口にさせる。
「・・・だって、嬉しい・・・嬉しくてたまらない。知未さんに躾けられてる姿を明生でもいいっ、誰かに見られてる。
そう思うと、嬉しくてたまらない・・・」
「どうして?」
「知未さんのSubだって、見た人に思ってもらえるから。それでだけでたまらない。それだけでイキそうになってたまらない・・・っ」
「そんなに俺が好き?」
「好き・・・っ、大好き・・・っ、一生、知未さんのSubでいたいっ」
「星斗は、やっぱりお利口だ」
そう言うと、眞門の機嫌は一瞬にして良くなり、抱えていた星斗の両足を解放すると、星斗の顔を強引に引き寄せ、激しめの口づけを始めた。
星斗も待ってましたと言わんばかりに、口づけに夢中になる。
やった。
ご褒美のキスだ。
知未さんが喜んでくれてるっ。
リードを通して、それがいっぱいに伝わってくる。
眞門のDomの喜びのオーラで星斗の心が満たされると、また星斗の頭の中がクラクラとしてくる。
口づけが終わると、星斗は甘えたように抱き着いた。
「お願い、俺のことを嫌いにならないで」
「どうして?」
「だって、俺のことを変態だって思うでしょ? 俺は誰かに見られて喜ぶような変態じゃない。俺は知未さんのSubだって認めてもらえることに喜んでるだけ」
「大丈夫。俺はどんな星斗でも大好きだよ」
「ホント?」
「ああ。だから、安心して、俺の前ではいっぱい変態な姿を晒しなさい」
星斗の態度に気を良くし、すこぶる機嫌が良くなる眞門。
「じゃあ・・・その・・・もう、終わりですか?」
星斗が眞門を見つめて、そう尋ねた瞳がトロンとしている。
「何が?」
眞門はあえて意地悪に聞く。
「・・・お仕置き」
「まだされたいの?」
星斗はコクリと頷いた。
「もっと見られたいんだ?」
「はい・・・」
「じゃあ、教えてあるだろう? きちんとおねだりして」
「いっぱい見られたい。知未さんに躾けられてるところ。いっぱい見られたい」
星斗は指示に従って、とても甘い声でおねだりする。
「さっきより、もっと恥ずかしいことするよ」
「して。恥ずかしいこといっぱいして。いっぱい見られたい」
眞門はニヤっとし、かなりの上機嫌で微笑むと、「星斗、Sub Space に入っちゃったね。そんなに俺が大好きてたまらないんだ・・・」と、褒める様にして星斗の頭を優しく撫でる。
「じゃあ、カメラの前で見てる二人の前でいっぱい犯してあげようね」
そう言うと、眞門は星斗をベッドに押し倒した。
「ふたりに俺のことが大好きだって分かるように、星斗のスケベな顔をいっぱい見せてあげて」
「はい、ご主人様」
星斗は何のためらいもなくそう言うと、眞門に抱かれることをすんなりと受け入れた。
ともだちにシェアしよう!