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Playを知る③
「! ンンンーっ!!」
星斗は突然、尻に走った痛みに悲鳴を上げる。
「ほら、早く、ここを柔らかくしてよっ。俺の人よりデカいからすぐに入れられないじゃんっ。ホント使えねえ、肉便器だなっ」
眞門の右手の親指と中指が星斗の尻の穴に突き刺さっている。
「ンーっ! ンーっ!」
星斗はうめき声を何度か上げるも、眞門は突き刺したままの二本の指を激しく抜き差しし、「ほ・ら、は・や・く!」のリズムに合わせて、星斗の尻を左手で五回強く引っ叩く。
「ンーーーーッッッ!! ンーーーーッッッ!!」
星斗は眞門に仕打ちをされる度に、悲鳴に近いうめき声を上げた。
「・・・さあ、ようやく柔らかくなったな・・・」
眞門がズボンのチャックに手を掛けた。
「いいかい、星斗。
ここなら、誰かに見られている可能性があるし、星斗のイヤらしい声だって聞かれている可能性もある。
興奮してきただろう?
星斗が待ち望んだ姿をやっと誰かに知ってもらえるよ。
星斗が下僕として俺に抱かれている姿を。
満足かい?」
高台に建つ眞門のマンション最上階の部屋のバルコニーからは住宅が広がる街が一望でき、その向こうある海まで眺めることが出来る。
「見て欲しかったんだよな、肉便器になる姿を誰かに」
そうして、眞門のズボンのチャックのファスナーの開く。
「ンーーーーッ! ンーーーーッ!!」
星斗は声を大きく出して、何を激しく訴える。
「どうしたの? Say 」
星斗は自分の下着を口からすぐに放り出した。
下着は地上へと落下していく。
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!!」
星斗は酷く謝った。
「何が?」
「イヤだ、絶対にイヤだ」
「だから、何が?」
「ここで下僕として抱かれる姿を誰かに見られるなんて、絶対にイヤだっ!」
「どうして?」
「だって、俺は、知未さんのSubとしてたくさんの人に認めたられたい。嫌だっ、俺は知未さんのSub だっ。下僕じゃないっ! だから、お願いだから、このままで抱かないでっっっ」
「俺がどうしてこんなに怒っているか分かった?」
「はい。ごめんなさい、俺がバカでした。本当にごめんなさい。知未さんは俺のパートナーで俺は知未さんのパートナーでした。俺がしたことは知未さん への屈辱でした。知未さんに愛のないPlayを今されて初めて分かりました。俺がしたことはこう言うことだって。だから、お願い。こんな恥ずかしい姿で抱かないで」
「じゃあ、これからは俺を無視しないって約束できる?」
「はい」
「俺が星斗をいつも愛してるご主人様だってことを絶対に忘れないで」
「はい。ごめんなさい」
「星斗がとてもお利口に分かってくれて、嬉しいよ」
そう言うと、眞門はようやく機嫌が直ったのか、優しく微笑んだ。
そして、星斗の左頬を左手で軽く持つと、グイっと後ろに向かせて、熱い口づけを始めた。
・・・嬉しい。
ご褒美のキスだ。
めっちゃ優しい。
もう、とろける・・・。
お尻の痛みもどこか行っちゃった・・・。
星斗は眞門の口づけに酔い続ける。
「・・・ンンっっっ!!」
思わず星斗が熱い瞳で眞門を見つめる。
「いいよ、好きなだけ声出して。いっぱい聞かせてあげて。俺の可愛いSub ですって自慢できるように。みんなに可愛いところ見せてあげて。俺も見せたいから。星斗の可愛いところの全てを色んな人に」
そう言うと、眞門の腰が星斗の尻に密着する。
「ああんっっっ・・・!」
星斗は思わず甘い声を出した。
眞門の固くなった分身は既に星斗の尻の中にあった。
星斗がご褒美の口づけに夢中になっている最中に眞門が進入を侵していた。
「・・・あ・・・ああっ・・・あああん・・・、ダメっ・・・ダメ・・・っ」
眞門の腰がゆっくりピストンし、星斗の尻の奥を突きさす。
「・・・ダメ、ダメ・・・本当に聞かれちゃう・・・っ」
「いいよ、好きなだけ声を出して。俺の可愛いSubを自慢させて・・・」
優しい眞門の語り口はさっきまでとは全く違うものだった。
「大好きだよ、星斗。ホントに大好きだ。俺の可愛いSub。俺だけのSub。俺だけ見てて。お願いだから、下僕になりたいなんか二度と思わないで」
それに合わせて、眞門の腰の動きが一気に激しくなる。
「ああーーっん、あああーーっっ、あーーんっっっ・・・」
眞門の分身が何度も何度も星斗の尻を突き上げる。
「うん、可愛い。可愛いよ、星斗。声も顔も。俺の前だけ可愛くなるその姿を俺も見せたい」
なにこれ・・・すごく気持ち良い・・・。
Playってこんな気持ち良いものだったけ?
生きていくためにしなきゃいけないものであって、こんな快感を得れるものだったけ・・・?
お仕置きに耐えて、甘々にされているところを誰かに見られているかもしれない。
そう思うと、すごく嬉しい。
とても満たされる。
この嬉しくたまらない姿を誰かに見られたい。
いっぱい見て欲しい。
知未さんにこんなに愛されている姿を。
ご主人様にこんなに愛されている姿を。
いっぱい、いっぱい。
誰でもいい。
誰でもいいから、俺の愛されてる姿を見て・・・っっ!!
「・・・あーんっ、・・・ああーっ・・・、あっ、あっ、あっ、・・・あぁーーんっっっ!!」
星斗の喘ぎ声も徐々に大きいものになっていく。
「愛してるよ、星斗。愛してる」
「俺も・・・俺も・・・大好きです・・・っ、あーっ、・・・ああーーっっ、・・・ああっーーンンっ・・・!!」
星斗の甘い声は、星斗が尽き果てるまで啼き止むことはなかった。
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