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メイドな星斗③
「恥ずかしい痕だね。ダメなメイドだから仕方ないね。お尻を半分だけ真っ赤にされて」
「!」
眞門の意地悪な言い草は、星斗のSub性の興奮を燃え上がらせるしかなかった。
「知未さん・・・、俺・・・もう・・・」
「あれ? 今、知未さんって呼んだ?」
「!」
「今夜は俺のことはご主人様って呼ばないといけない決まりじゃなかったっけ? また忘れたの?」
「・・・違う、今のは・・・っ」
「お仕置きをまだ欲しがるなんて、ホント、欲張りなメイドさん」
眞門の声が低くなった。
「!」
眞門に何を言い訳しても通用しないことを感じ取る。
眞門の瞳はお仕置きすることしか考えていない。
「じゃあ、次は自分で数えなさい。主人に何発、尻を叩かれたか。覚えて、自分のダメさをよーく覚えなさい」
眞門は少しきつめの口調でそう告げると、またもや、容赦なく星斗の尻を引っ叩く。
「あっ!」
「数えなさいっ」
「1・・・っ!」
パシンっ!
「2・・・っ」
パシン・・・っ、パシン・・・っ、パシンっ!!
「・・・8・・・っ、9・・・っ、10・・・っっっ!」
「何回叩かれた?」
「・・・10回です」
「じゃあ、少しの間、こうしておくからね。罰だよ。みんなに見てもらうからね。主人の手によって、全て真っ赤に染まったお尻」
「!」
・・・嘘だっ。
こんなのが嬉しいだなんて、絶対に嘘だっ。
こんな恥ずかしい姿を誰かに見られて嬉しいだなんて・・・っ!
・・・ねえ、どうしてだか分かる?
だって、知未さんが俺のご主人様だからだよ。
知未さんがご主人様になったくれたからこそ、俺はこのご主人様から罰を受けることが出来るんだ。
それがどれくらいの悦びか、みんなに分かる?
これはご主人様に出会えた人しか与えてもらえない悦びなんだよ。
ねえ、羨ましいでしょ?
俺の赤く腫れたお尻、羨ましいでしょう?
そんなSub性の悦びが星斗の体を走り抜けていく。
「・・・ご主人様・・・」
星斗が急に甘えた声を出す。
「なに?」
「部屋に連れ帰ってもらえませんか」
「どうして?」
「もう限界です・・・」
星斗はとても情けない顔を浮かべている。
「・・・ねえ。一体、何度教えたら出来るようになるの? それじゃあ、分かんないよ。さっきもきちんと教えたよね? おねだりする時はどうすれば良かったんだっけ?」
「・・・・・」
「ほら、今はパートナーでもなんでもない、メイドなんだから、カッコつけても仕方ないでしょ?」
「・・・お願いがあります。ご主人様の大きいなチンコで俺のスケベなお尻を今すぐ虐めてくださいっ」
「どうして俺なの?」
「俺がご主人様の支配物だからです」
「うん、星斗にしたら、すごく上手に出来た」
そう褒めると、眞門は嬉しそうに微笑んだ。
星斗を起こすと、向かい合う様に膝の上に座らせる。
「ここで犯していい? あの頭の悪い男の仲居の前で犯したい。星斗も見られのは好きでしょ?」
「でも・・・」
「なに、怒らないから言ってごらん」
「・・・じゃあ、ご主人様ので俺がイクところを他の人にも見てもらって良いんですね?」
「あれ・・・? まさか、星斗・・・?」
星斗の目がぽわーんとして、顔も呆けている。
そして、星斗の瞳は大きなハートマークが浮かんでいて、それは眞門へ送られていた。
星斗の異変に眞門は焦り、Domの欲求が急激に萎えてしまう。
「大好きなご主人様の前で、俺がどれだけはしたなくなるか、それをみんなに見てもらっても良いんですか? だったら、すごく嬉しいのでここで犯してください」
「・・・サブスペ入ったの?! 嘘でしょ!?」
「じゃあ、今すぐ、お尻を突き出した方が良いですか? それとも、ご主人様が好きな騎乗位が良いですか?」
「待って、待って、待ってっ。昨日から散々してるよ、俺達・・・っ」
「早くぅ~、ご主人様~、俺、もう我慢できない~」
「!」
あられもないことを口走り始めた星斗を見て、Sub spaceに入ったことを確信する眞門。
眞門は星斗を慌てて抱き上げると、側に居た仲居を捕まえる。
「すみません、うちのSubが緊急事態なので、もう部屋に戻ります。昨日同様、お料理を残してすみませんでしたっ!」と、告げると、星斗を抱いたまま食事処を足早に去った。
「星斗、Stay ! ・・・嘘だろう、あれだけやっておいて、こんな簡単なPlayでサブスペに入るなんて! もう、下手できないっ、どうしようっ!!」
眞門は星斗を抱きかかえながら、急いで桃の間へと戻った。
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